【タイ・カンボジア・ベトナムの旅】その1

いつもお世話になります。

にしけいです。

10日間ほど、日本を離れていました。

今回は「捨てる」旅。何かそんな気がしていました。煮詰まっていたんですよね。すごく。

今年に入ってから、勢いでいろんなことを詰め込んでやってみて、何が本当に自分がしたいことなのか、わからなくなっていて。ちょうど9月に入ったぐらいから、部屋の大掃除を始めたんですよ。45Lのゴミ袋で15袋分ぐらい 。古い本とか、服とか、その他モロモロ…。

 

とにかく捨てました。

 

今回の旅は主にヨーロッパや英語圏に紹介されている冒険重視のツアーでした。内容の自由度も高いし、何より参加者全員がネイティブスピーカー。タイに着いてグループと合流してミーティングがてら夕食にレストランに行ったのですが英語が聞き取れないこと、聞き取れないこと。

今まで海外ではカタコトの英語で何とか切り抜けてきたわけですが、それは「会話」というよりも「質問」と「返答」というあまりにもそっけない会話だったことに気づきました。まず最初に「自分ちょっと英語できるでしょ」という情けないちっぽけなプライドが音も無く崩れ去りました。

何の話をしているのかわからない何の話をしているのかわからないということを伝えたくても伝えられない。このモドカシさは、日本で普通に体験することないストレスでした。

 

そこから、吹っ切れました。部屋のゴミを捨てたように自分の中の常識とか、プライドとか、心の老廃物を捨てる旅なんだなって。

 

「楽しい」という感情を伝えるためにジェスチャーや笑顔をめいいっぱい駆使しました。

この考えに至るにはイケアの説明書の考え方が役に立ちました。ちょうど出発前に大阪にあるイケアで家具を購入し、組み立ていました。その説明書にはほとんど文字が書かれていないのです。

文字が読めない人のためなのか複数の言語に翻訳する人件費削減のためなのかわかりませんが、文字が無い説明書でも、きちんと椅子や机が組み立てられるのです。

そんなこともあって「日本では見せない笑顔だね」と言われたり、撮った写真はどれも自分ではないような感覚を覚えました。

 

【その2】に続きます。

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書いている

西田 圭一郎 (にしけい)

1987年富山市生まれ。化学系工学修士。商社の開発営業職を辞めて、占いとWeb開発などを生業にしています。趣味は読書と旅とポケモン。文章を書くことが好きです。三児の父。詳しくはこちらから。

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