岐阜まつり・道三まつりの中のイベントのひとつである「街まるごと美術館」にて占いをさせて頂いておりました。
昨年はこんな感じで田舎のチンピラみたいな恰好で占わせて頂いておりましたが
今回は新調した着物で出店させて頂きました。
普段はご予約を頂いての個人鑑定が多いのですが
こうやって不特定多数の方を占わせて頂くことは、自分の芸を磨く上でも重要なことだと考えています。
昨年きてくださったお客さんたちとの再会
定点観測の良さは「変化」がよく分かることです。
昨年きてくださったお客さんが「変化」を報告してくださったり
手相を変化させてきてくださったり。
「昨年、にしけいさんが言ったとおりすぐに就職が決まりました」
「おかげさまで仕事のキツい時期を乗り越えられました」
「ずっと、お兄さんを探してたんですよ~!会えてよかった~!」
「嬉しくて娘に鑑定結果を電話したわ~!」
本当に皆さんからありがたいお言葉を頂いて…なんかいちいち胸が熱くなる2日間でした…。
本当に占いやっててよかったなぁ…と思うと同時に、もっと勉強しなきゃな…!と強く思いました。
商店街っていいよね
前回も思いましたが
商店街っていうコミュニティの在り方って今後の日本に必要だと思います。
今回お世話になった高島屋南商店街さんも今はシャッターが閉まっている店が多かったんですが…
今後は企業とは違ったこういった個人の集合体みたいな組織の在り方が復活すると思っています。
会社という大きな組織で効率よく大量に安くモノを作る時代が終わってまた「個」に帰属する時代がくるんじゃないかと考えています。
疲れ切った日本人たちは商店街の「人間臭さ」「人情」みたいなものを今、求めている気がします。
線にこだわる人たち
話がちょっと逸れちゃいましたが
このイベントはクリエイターさんが街の中に大きな絵を描こうという主旨なようなんですが
迷いなく筆を動かすクリエイターさんたちの表情を観ていると
何を考えてこの人たちは絵を描いているんだろうと思わざるを得ませんでした。
自分も人の手に現われる「線」を追究しているわけですが
絵描さんたちは、それをインプットするだけではなくアウトプットしているわけです。
脳味噌の中は一体どうなっているのか…とても、興味深いものがありました。
「クリエイター」と呼ばれる人たちに共通する手相は存在しないのですが
やはり、性格や性質がそのまま作風に表れるというのは、今回も何人かの絵描さんの手相を見させて頂いて実感しました。
シンプルな手相はモノクロ好きが多い
木全靖陛さんが描く絵は今回も、圧巻でした…!
やわらかくしなやかで女性的な線が集合し、力強い形を作り出す。
あっけに取られていながらも
手相研究家として、絵の左上にある「手」に目がいかないはずがありません…!
木全さんが描く「手」への想い
「僕はここ(月丘)と、ここ(金星丘)の膨らみは強調するように描いてますね」
金星丘は生命の根源を示す場所、絶対的な活力。
月丘はありとあらゆるものを受け入れる、包容力や女性的なものを示す。
とても力強い手に見えるけど、その奥深くには相手を根底から許容する大きな愛が感じられました。
江戸~大正時代ぐらいの手相の本ってだいたいこういう手を「吉相」としていたんですよね。
「点と線の話」や「仏像の手相の話」など…
ついつい熱が入ってしまい話し過ぎてしまいましたが、ちゃんと聞いてくださった木全さんありがとうございました。
本当に「手バカ」ですみませんでした…。
来年も呼んで頂けると嬉しいです!
定食屋さんの「鶏から揚げ定食」も美味しかったし
「職人の手」って感じがするオギウエサイクルセンターのおじさんとも沢山お話が出来たし
来年もし開催されるのなら、是非お呼びください…!
本当にありがとうございました!
にしけい