イスタンブールのヨーロッパ側も少し慣れたので、この日は船に乗ってアジア側へ行きました。
ヨーロッパ側のカラキョイ(Karaköy)とアジア側のユスキュダル(Üsküdar)の間をつなぐ連絡船に乗ります。ここでもイスタンブールカードが使えるので便利です。片道3.65リラ(約50円)です。
地元民が利用するので、曜日や時間を問わずけっこう人が乗っています。
天気もよかったのでデッキに乗る人が多く船内はスカスカ。普通にパンやコーヒーも売られています。
ユスキュダルの船乗り場について、せっかくなので歩いて移動します。
船が到着してすぐのところに市場(Üsküdar Fishermen’s Market)が見えてきましたので、寄ってみます。わくわく。
市場の中は客寄せの声が飛び交いますが、ヨーロッパ側と違って「客引き」が全くと言っていいほどいません。
「この魚は何ですか?」といった具合で英語で話しかけても、英語がわからない人が多いので、ほとんど話しかけてこないんですね。
市場ではヨーロッパ側であまり見られなかったものがいろいろ売られていました。値段も全然こっちのほうが安いです。さすが庶民の街。
サングラスも10TLぐらい(約130円)で売られていました。
アジア側で仕入れてヨーロッパ側で売れば、船代も安いので普通に利益が出そうです。日本人の僕でさえ思いつくので、そうやってお金を稼いで暮らしている人たちがいっぱいいるんだろうなと思いました。
トルコの平均月収は2000TL(1TL13円計算で約26000円)ぐらいらしいです。そこそこの企業の部長クラスで月収8~10万円ぐらいらしいので、現在のところ日本円から0をひとつ減らしたぐらいで計算すればわかりやすいかも。
カッパドキアで家を建てるとしたら「大きさとかにもよるけど、300万円〜500万円ぐらいかな」とガイドさんが言っていたのであながち間違いでもなさそうです。賃貸だとだいたい1500TL/月らしいので、イスタンブールでも月に1万円〜2万円ぐらいで住めるようです。日本でそれなりに稼いでトルコであまり贅沢な暮らしをしなければけっこう長く暮らしていけそうです。
ある22歳のトルコ人女性と事前にやりとりをしていたのですが「うちのパパは学校の先生にもなって48歳なのに月収200€(約2000TL)しかないのよ!それで私のお小遣いは20€(200TL)なの!ありえないわ!」と愚痴&仕事の相談をされたのですが、このお父さん今思えばけっこう平均年収なんですね。
娘さんであるご本人はトルコ語と英語とドイツ語を話せるのに「通訳や翻訳の仕事なんてほとんどないのよ」と嘆いていて「そんなんやろうと思えば何でも仕事にできそうじゃん!」といろいろアイディアを出したら「やってみるわ!」と元気になってくれたので良かったのですが、月のお小遣い2000-3000円って確かに結構しんどいかもね。トルコの田舎のほうに住んでたらあんまり仕事がないみたいです。
カドキョイ(Kadıköy)あたりを散策
船着場からそのまま歩いて南下し、繁華街カドキョイ(Kadıköy)を目指します。
たくさん人はいたのですが、ほとんど話しかけられません。非常に快適です。
全員年上に見えるけど、あのはしゃぎよう…全員年下なんだろうな…
トルコは平均年齢が30歳もいかないぐらいらしいので、全体的に活気があります。
歩き回ってお腹が減ったので、カドキョイでもかなり人気のロカンタのお店「チヤ・ソフラス」さんにきました。
トルコのパンはいちいち美味しいのですが、この店のパンはとても美味。オーナーさんはもともとパン屋だったらしいです。
膨らんだパンで有名な「ドルマ」も、そのまま食べても美味しいし、料理の付け合わせとしてもGOOD!
温かい料理はメニューで注文しますが、冷たいロカンタはショーケースに行って指差しで注文します。
あまりにもお腹がすいていたので冷たいロカンタも注文します。料理名わからんけどうまかった。
パンのみならず、ピザも頼むにしけい。薄いし軽いからサクサク食べられる…美味すぎる…。
そしてこのお店の名物料理とも言える「ケバブ」です。細かくミンチ状にしてバゲットに包まれた形で出てきます。
中央のヨーグルトと絡ませて食べると、これがまたあっさりしてて美味しい。トルコ料理、マジでほとんどハズレがない。
トルコはパン発祥の地らしいので、本当にパン好きは一度はトルコに行ってください。フランスパンと似ているパンが多いけど「フランスパン」と呼ぶとトルコ人たちは怒るらしいので「バゲット」とか「エキメッキ」と呼ぶといいみたいです。
たらふく食べたけど 80TLぐらいだったかな。フルコースで食べて1000円いかないぐらいの感じです。
他のお店には入りませんでしたが、おそらくもっと安く食べれるお店がありそうです。このあたりは次来たときにもっと開拓したい。
つづく!