今日は何個「楽しみの種」をまきます?

自分を楽しませることができるのって究極的に言うと自分しかいないと思います。

誰かが楽しませてくれる、機嫌をとってくれる、チヤホヤしてくれる、と期を待っているだけの状態だと

エサのついていない針で釣りをしているのと同じです。

自分の気持ちが落ち込んでいるときに、気分が上がるような動画とか音楽にふれるという行為はあくまで主体は「自分」です。

その動画や音楽を選び取る行動をしたからこそ、心が軽くなるものに出会えているのです。

もちろんボーッと歩いていて今の自分の心境にマッチするような曲が耳に流れ込んでくることもあります。

でもその曲に「気付けるか」という点ではやはり、最終的には自分の行動次第なのかなと思います。

僕は「楽しみの種」をまきつづけることが大事なのではないかと考えています。

 

「種まき」って評価されにくいです。

「本当にそれって花が咲くの?」「意味あるの?」「今やる必要あるの?」と思われてしまうからです。

でも、今日咲いている花は必ず過去に誰かが、自分が種をまいたから咲いているわけです。

すぐに芽が出るものもあれば、まったく芽の出る気配のない種も中にはあります。忘れたころに咲く種もありますし、全然ダメだと思っていても意外とすぐに芽が出る種もあります。とにかくまいてみないとわかりません。

この「種まき」は意識的にやっていかないと、人間なのでついついだらけてしまったり、昨日と同じことをやってしまいます。

それがダメとは言わないのですが、自分の人生をより楽しくしたいのであれば、種をまき続けることが大事です。

僕が学生時代やっていた有機合成の世界では、1日に何個反応を仕込めるか…が研究の進度のカギを握っていました。

中には反応速度が遅く2-3日まわしっぱなしみたいな合成もあったり、反応を早めるための「触媒」が重要だったりしました。

そして仕込んだフラスコの中で全部が全部いいデータが取れるかというとそうでもありません。成功率は4年間トータルで見て1%以下だったのではないかと思います。

でも「失敗」するからといってその手を止めていては何も得られません。

とにかく反応を仕込むこと、明日の楽しみにつながる種をまき続けること。

立ち止まったり考えたりするとめげてしまうので、とにかく種をまきつづけるのです。

 

特に僕は会社を辞めて独立してから、毎日何かしら種をまくように行動しています。

組織に頼らず生きていく以上、自分以外に種をまいてくれる人がいません。

「これいい花が咲くだろう」と思って張り切って種をまいても全然咲かないこともあったりヒヤヒヤすることもあります。

思わぬ種から芽が出たり、逆に他の花に危害を加える花が咲くこともあります。

でも、自分のまきたい種に集中できるこの環境は自分にとって最高に楽しい環境です。

自分の種まきに集中できれば、他の人がどうなってもどうでもよくなります。いい意味で気にならなくなります。

「明日、嵐のコンサートがある〜♪櫻井翔くんに会える〜ワクワク楽しみ〜♪」というときに、他者を批判したい気持ちは生まれにくいです。

誰かに何か言われても、このあと楽しみにしている予定があるなら、気にならなくなります。

つまり、自分の楽しみの種をまきつづけることに集中できれば、極端なことを言えば世界が平和になります。

自分の明日を楽しくできるのは自分だけです。

しかも種まきに制限はありません。1日に何個種をまこうと自由です。自由なのです。

 

にしけい

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書いている

西田 圭一郎 (にしけい)

1987年富山市生まれ。化学系工学修士。商社の開発営業職を辞めて、占いとWeb開発などを生業にしています。趣味は読書と旅とポケモン。文章を書くことが好きです。三児の父。詳しくはこちらから。

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