おだやかなひとときとパスポート返却 (モンゴル旅行記201905その10)

お墓を見たあとはウランバートルで一番大きいと言われるチベット仏教のお寺に行ってきました。

観光名所になっているようで、そこそこ大きい仏像がありますが、目を凝らして手相を見ましたが、手に線が掘っていないように見えます。

日本の仏像のほとんどは手相もきちんと掘られているのですが、海外の仏像はそこまで気を配っていないことが多いです。

テレビで手相の話をしてあれだけ炎上したわけですから、仏像に手相を掘るという考えも薄いのかもしれません。

チベット仏教僧がお経を唱えている部屋などもあったのですが、お寺の敷地内にATMがあったり、仏像の写真撮影にお金がかかるなど、神聖な場というよりも観光地化していてお金の匂いが漂いました。

↓桃鉄のミニボンビーっぽいモニュメント(ポケストップにすらなっていませんでした)

シャーマンもそうでしたが、なんというかモンゴルの「神聖とされているもの」には繊細さが欠けているというか「ちょっとテキトー」なところがあって、この荒削りな感じが逆にモンゴルっぽくて良いのかもしれません。

ガイドさんも「モンゴルのモンクはお金もってるからね〜儲かってんだよね」と話していたように、やはりチベット仏教はモンゴルでは根強い人気らしいです。

国民のほとんどがチベット仏教を信仰している…というわりにはそこまで大事にしているのかな…という感じがしました。もちろん個人差はあるんでしょうけれど、かなり形骸化している様子でした。

スペインで見たキリストの絵画が、バチカン市国のものに比べてちょっと荒削りというか雑な感じがしたのと似た気持ちになりました。やっぱり国民性も「相」に表れますよね。意志が強いほど純粋であるほど精度は高まる。そんなことを再確認しました。

そこからドライバーさんが「にしけい、いろいろあって疲れたでしょ、僕のスペシャルな場所に連れて行くよ」という粋な計らいから自然豊かな場所へ。

 

5月なのに雪が降って冬っぽい絵になっています。

 

こんな景色はふるさと富山で死ぬほど見ているので特に驚きもしませんでしたが、やはりウランバートルの街の中と違って空気がすんでいます。

 

なんか失恋系バラード曲のCDのジャケットに使えそうな写真をガイドさんが撮ってくれました。

 

しばらくのんびりして、いよいよ次の日は帰国です。

いろいろあった旅も終わりです。

結局、パスポートは最後の最後まで空港の中で入管職員さんが付き添いで手続きなどを済ませ「本当にこの日本人、帰国するんやろな」ということが確認できたところで職員さんは何事もなかったかのようにパスポートを返して去っていきました。

脚フェチの僕にとってはボーナスタイムだったので、全く苦になりませんでした。

最後まで楽しませてもらったモンゴル旅行でした。

 

次回またモンゴルで鑑定会や教室などを催すという企画がボスとの間で上がっていて、日本にいるモンゴル人の相談会も東京で行う予定です。

あとは今回の件で、なぜかモンゴルだけではなくアメリカ・韓国・ロシアといったいろんな国からのアクセスがあって、そろそろ海外向けのコンテンツを作っていく決心をしました。

最後まで読んでくださったみなさま、ご心配をおかけしたみなさま、ありがとうございました。

にしけい

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書いている

西田 圭一郎 (にしけい)

1987年富山市生まれ。化学系工学修士。商社の開発営業職を辞めて、占いとWeb開発などを生業にしています。趣味は読書と旅とポケモン。文章を書くことが好きです。三児の父。詳しくはこちらから。

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