手相・家相・移相(移動による路線が作る相)と事象の関連性を観察していると、エグいほど「潜在的欲求」をつきつけてきます。
この潜在的欲求というのは本人も気づいていない深層心理というか、もっと深い・高いところから届くメッセージのようなものです。
家相はそこに住む人たちの潜在的根本的欲求をシンボル化したもので、ジョジョのスタンド能力に通じるものがある。複数人で作り出すタイプの象徴(スタンド)が具現化したもの。
— にしけい/Nishikei (@nishikei_) 2018年10月22日
相術各種は、これを露骨に強烈に「これでもか!」というほどこの潜在的欲求・真の願望を突きつけてきます。
家相とか風水ってタロットよりも強烈なぐらい卜術的なよくできた美しい世界なんだよね。って感情を共感してくれる人を増やすために授業やってる説。今日はちょっと熱っぽく語りすぎた。まだまだ若いな。
— にしけい/Nishikei (@nishikei_) 2018年10月18日
この潜在的欲求と表面的な欲求が噛み合わないと、人間は「不幸」だと感じてしまうようです。
そして、潜在的欲求(無意識の方向性)と表面的欲求(自意識の方向性)にズレがあると、それを修正しようとする事象が何かしら起きてきます。
無意識の方向性と自意識の方向性(欲)にズレがある、もしくは無意識の方向性を認めようとしないと醜さや歪みが生じる。病や事故はこれを修正する作用がある。
— にしけい/Nishikei (@nishikei_) 2018年10月18日
病気や事故、あとは「スムーズにいかないこと」が起きてきて、何かしらの相(象徴)を用いてストップをかけてきます。
このときに、潜在的欲求と表面的欲求のズレに気づくことができればよいのですが、気づくことができない場合そのサインはより強く大きなものとなって顕在化します。
例えば、「彼氏が欲しい、結婚したい」と思い、まわりの友達に紹介してもらったり、出会い系アプリを使ってみたり、占いに行って助言をもらってみたりしている女性がいたとします。
このときに本当に「彼氏が欲しい、結婚したい」ということが潜在的欲求だった場合、すぐに彼氏ができて結婚できます。
断言します。潜在的欲求はかなり強烈ですので、スムーズにスピーディに願望が達成されます。
しかし、実際に彼氏ができない、結婚できないというのであれば、実際の潜在的欲求は全く別のものなのです。「彼氏が欲しい、結婚したい」という欲求を根本的欲求だと思い込んでいる、もしくは本来の潜在的欲求に気づきたくない、認めたくないがゆえに捏造した願望なのです。
この強烈な潜在的欲求は手相や家相といったものに非常に強烈に出てきます。なので、これらを読み解く上で大事なのは「この人が本当に願っている状況とは何なのだろう?」とネチネチと疑いながら、違和感にツッコミを入れ続ける必要があります。
相を見るときに「なぜこの相(カタチ)になったのか?」を探求していくと、自然とこの潜在的欲求が現れます。むしろこの潜在的欲求が物体や肉体を形作っているかのようです。畏怖・畏敬の念を感じるほどです。
この潜在的欲求に「善悪」はありません。善悪というのはあくまで表面的欲求から生まれます。
ある特定の立場のみから観察することで「良い」「悪い」という感情が生じますので、手相にも家相にも「良い悪い」はありません。相は強烈ですが、あくまでフラットに潜在的欲求・潜在的情報を表出化してくれるのです。
家や建物の平面図は、いろんな意味でフラットなんだよね。
— にしけい/Nishikei (@nishikei_) 2018年10月22日
潜在的欲求に気づく方法
相術を使わなくても、自分の潜在的欲求に気づく方法があります。
まず「スムーズにいかない」ときは十中八苦、潜在的欲求と表面的欲求にズレがあります。まず「それは本当にやりたいことなのか?」と自問自答してみてください。
例えば、Aさんは「毎日自分がしたうんちがどうだったかを報告する”うんちブログ”を書いてブロガーとしてお金を稼ぎたい!」と思い、ブログを書き始めたとします。
毎日うんちが出るのでとりあえず、1ヶ月で30記事を書きましたが、思ったようにアクセス数が伸びず収益が出ません。「うんちブログ」を書くことが嫌になり、辛くなってきます。しまいにはストレスでうんちすら出なくなってきます。
このときこの「うんちブログを書いてお金を稼ぐ」という行為を分解して、「いやだと思った原因は何か?」の仮説を立ててみます。
1.うんちをすることがそこまで好きではない
2.うんちがどのようなものか報告することがそこまで好きではない
3.ブログで文章を書くことがそこまで好きではない
4.お金をかせぐことがそこまで好きではない…etc.
どれが「スムーズにいかない理由」なのか。潜在的欲求とのズレを探っていきます。
Aさんは「2」に理由があるのではないかと仮説を立てて、今度は「おしっこの色について報告するブログ」を書き始めました。
しかし、それでもうまくいかず、おもしろさを感じられませんでした。
次にAさんは3が原因と考え、今度は「おしっこの色」の動画を撮って、Youtubeにアップし「放尿Youtuber」としてデビューしようと試みました。しかし、Youtubeの運営から動画が削除されてしまいました。
しかし、このとき動画を削除されたにもかかわらず、なぜか「おしっこの動画」をアップすることに喜びを覚えてしまったのです。Aさんは気づきました。そうか、自分はこういうことがしたかったのか。
ここに気づいたAさんは「4のお金を稼ぐ」というのは無視して、会員制のサイトを立ち上げそこに毎日の放尿の様子を動画をアップし続けたのです。これは2年ぐらい続きました。
最初「うんちブログ」をはじめたAさんでしたが、実は本当にやりたかったこと。潜在的欲求は「放尿動画をアップすること」だったのです。
この記事の前半部分がけっこう高圧的だったので、あえて後半部分で小学生以下の下品な例え話をすることで、場を和ませようとしたのですが、ちょっと失敗してしまった感があります。
でもこの記事がスムーズにアップロードされ公開されているということは、きっとこれは僕の潜在的欲求とマッチしていたということです。
何が言いたいかというとですね
「うんちブログとかおしっこYoutuberって頭おかしいんじゃないの?」と他者からの評価や他者の目を気にしている時点で、それは表面的な欲求にすぎません。
一般常識、親からの躾、社会的評価といった先入観がコンタミネーション(混成)してしまうと、潜在的欲求を見つけにくくなります。
とにかく「本当に自分は何を求めているのか?」を探求すること。そして、これを素直にフラットに分析する必要があります。
本当に欲するものが手に入るようになっている。
この「本当に欲するもの」というものに気づけるかどうか。素直さ。自己との向き合いがカギになるのかな。— にしけい/Nishikei (@nishikei_) 2018年10月22日
「うまくいかないこと」にこそ、潜在的欲求に気づくヒントがあります。
表面的欲求を満たしていく
しかし、欲求は次から次へと湧いてきます。
あれもしたい、これも食べたい、ここにもいきたい。たくさんの欲求が出てくる。
そうなるとどれが潜在的欲求かわかりません。もしかすると、どれも潜在的欲求ではないかもしれません。
この中から潜在的欲求は何なのか分析するためには、とにかくこの湧いて出た小さな欲求を満たしてあげてください。
チョコが食べたいならコンビニで買って食べればいいし、キスしたいならキスしてくれる人を探して行動してみてください。
このとき「コンビニに食べたいと思えるチョコがなかった」とか「キスしてみたけど、なんか違った」ということがわかれば、これらはその瞬間の潜在的欲求とは「違う」というわけです。
とにかく素直に自分の欲を「満たそう」としてください。
潜在的な欲望に気づくためにも、表面的な欲望は早めに達成して満たした方が「これじゃなかったな」って気づきやすいのかも。浮かんできた欲をすぐに満たす。これは素直さにも通じる。
— にしけい/Nishikei (@nishikei_) 2018年10月22日
相術を使うのもあり
それでも自分ではよくわからない…という場合は相術に頼ってみるのもありです。
冒頭に述べたように相術は強烈にフラットに潜在的欲求を顕在化させます。
実際占いをしていて感じることは本当に「相」というものは合理的にシステマチックに潜在的欲求が現れてくるということです。
そこに住む人たち全ての”願望”を達成できるように、需要と供給がピッタリマッチするように家や建物は出来る。
この”願望”を表面的な感情や一般常識に照らし合わせて捉えるから”いい家相” “悪い家相”という発想が生まれる。しかし、家や建物はエグいほど素直でその願望を叶えるために構築される。— にしけい/Nishikei (@nishikei_) 2018年10月22日
意思がそのままカタチになる。
なぜその形(相)になるのか?
目に見えない意思や目的によって、目に見える形(相)は作られる。
水を溜めておきたいという目的が同じであれば万国共通で”コップ状のもの”を形作る。
相術に興味がある人はリチャード・ドーキンスの”デザイノイド”の概念を頭の片隅に入れておくだけで理解興味が深まります— にしけい/Nishikei (@nishikei_) 2018年10月18日
相術ね、ほんっっっとうに、おもしろいんです。
にしけい