スペインモロッコ旅行記15〜アルハンブラ宮殿お情けの時間外ナスル宮殿入場〜

アルハンブラ宮殿の午後の部は14:00から。長蛇の列ができているので5分ほど時間をあけてから入場しました。団体のお客さん達とぶつかるとなかなかスムーズに見られないので…。


 

ここで僕はまた勘違いをしていて、入場チケットには14:30と記載されているのですが、これはアルハンブラ宮殿の敷地内にあるナスル宮殿の入場時間になります。  30分単位で区切られていて300人ずつの入場制限です。
5分でも過ぎるとナスル宮殿には入れないと書いてあるサイトもあり結構入場制限が厳しい模様。


 

しかし、僕が気づいた時には14:55…入場時間完全に過ぎているじゃないか…!
トレドでの失敗が全く生かされいません…
猫にツナサンド(3.5ユーロ)あげて、のんきにしている場合ではなかった…

ナスル宮殿への道はすでに15:00から見学するお客さんで長蛇の列が。
ダメ元で係員のおばさんにチケットを見せて聞いてみる。 

 
「I want to see Nazar palece. I came from Japan for see this palece.」
と、おこがましくも遠くから来ましたアピールも込めて訴えてみたところ… 

 

あっさり「OK, come on」と案内してくれました。 

 
チケットのバーコードを読み取る機械が「時間をオーバーしています」と警告アラームがピーピー言いましたが、おじさんが入れ入れと強引にゲートを通してくれました。  

 
僕がラッキーだったのか、それとも意外とゆるくなったのか分かりませんが、アルハンブラ宮殿に行かれてナスル宮殿入場時間を多少過ぎたとしても諦めないで入れるか聞いてみてください。  
必ず入れるという保証はありませんが、時間制限外でも僕はお情けで入ることが出来ました。


   

一度入ってしまえば何時間いても構いません。

「アルハンブラ宮殿は時間をとってゆっくり見た方がいい」と、事前にいろんな方からアドバイスをもらっていたのですが、行ってみてその意味がわかりました。 

 
 

14:00に入場して早足で回っても18:30まで平気で見て回っていましたから、ゆっくりまわりたい人はもう少し時間に余裕をもっていてもいいかもしれません。


 

通常、4時間も散歩するって結構大変だと思いますが、イスラム調の幾何学模様がいたるところにあしらってある建築物や豪華な庭園は見る者の時間を忘れさせてしまいぐらいに美しいです。 


 

(ジョジョ立ちも欠かせません)
 

 

トレドの電車とナスル宮殿の入場の時間を忘れてしまっていた僕は入る前からムハンマド王の魔法にかかっていたのかもしれません。

 
 

それにしてもこの庭園はどれぐらい人件費と維持費がかかっているんでしょうか…入場人数を限定しているあたりも商業的な策を感じさせます。

行ったことがないひとにアルハンブラ宮殿を説明するとしたら 

 
「あら、この山田さん家、立派なおうちですねー」  
「いえいえ、そんなことないですよー」 
 

「お庭のお花もきれいですね、ご自分で植えられたんですか?」 
 

「いえ、これは主人の友達が勝手に…」 

 
の、とてつもなくえげつないお金持ちが作ったバージョンだと思ってください。 

 
おうち自慢もお庭自慢も極めまくると入場料が取れて、世界各地から人が集まるようになるんですね。 

 単純に突き抜けたものはそれが何であろうと人の心を動かすような気がします。 

日本人のツアー集団のガイドさんの説明を盗み聞きしながらまわる(たまたま進み具合が一緒で耳に入ってきただけですが)という、単独旅行舎特有の楽しみ方をしていました。 

 

でも、このまわりかただと、質問できないのが惜しいですね。 

それにしても、ツアーで来ている人たち全然質問していなかったなぁ。せっかくガイドさんがいるのに質問しないことはもったいないです。 

 質問できる権利を1回1ユーロで帰るというシステムがあれば喜んでお金を使うでしょう。  

全世界のガイドさんたち、単独旅行者に向けてそんな看板を首からぶらさげながらツアーをまわるのはいかがでしょうか? 

 

え?だめ?それなら最初からガイドをつけろって?いや、全部めんどう見てくれなくていいんですよ。そういうのないですかね。

 

ガイドさん情報で気になったのは、スペインには70万人のジプシーが住んでいて世界2位の人口だということ。 
 

どこに行けばジプシーに会えるのか、ジプシーたちは占星術以外にどんな術を使うのか、手相術は使うのか…帰ったら調べてみます。そしてまた来ると思います。 
 

あとは偶像崇拝禁止で床で布団やクッションをひいて寝るイスラム文化も気になりました。 

移動することを前提に暮らしていたってことですよね。日本は土着民なのにベッドが流行らず布団で寝る習慣があるのは意外と異常なのかもしれません。 

そう思うと日本人も国内遊牧民が多かったのかもしれませんね。もともと移動に長けていたのでしょうか。日本人のルーツも非常に勉強したくなりました。 
 

 

〜おまけの雑記〜 
 

なぜ、外国人(特に中国、アメリカ人)はカメラを向けられるとだいたいが、写真撮る時のちょっとした決めポーズをもっているんでしょうか。 

ピースとかそういうのじゃなくて、体を斜めにひねるように自分がよく写る角度を知っているというか…。 

 

 

日本の虫除けを塗ると、アブやハエなどの虫が寄ってきました。日本の虫除けはいい匂いなのかもしれません。虫寄せスプレー。

 

アルハンブラ宮殿は影と光の取り入れ方がいちいちうまいなと思いました。  

 

真夏には40度を超える日が続きますから、採光しつつ涼しさを保つ工夫なのかもしれません。 

平屋ではなく複数階を作ることでも空気を冷やし室内温度を安定させる効果があるのかもしれません。 

いちいち形が可愛い。 無印良品が好きな人は好きかもしれません。 

 

 

 アルハンブラ宮殿…一見の価値ありです。 

にしけい

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書いている

西田 圭一郎 (にしけい)

1987年富山市生まれ。化学系工学修士。商社の開発営業職を辞めて、占いとWeb開発などを生業にしています。趣味は読書と旅とポケモン。文章を書くことが好きです。三児の父。詳しくはこちらから。

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