このたび、陰陽エントロピー手相術に次ぐ2冊目の手相本を出版しました。
その名も
占い師には頼りたくない!
自分で考えて決めたい人のための手相占い
~動詞と形容動詞で探すあなたを表すキーワード~
です!
タイトルが長いので
自分で書いておきながらタイトル長すぎます。想いをタイトルに詰め込みすぎました。
付き合って2日でプロポーズするぐらいの勢いと想いの重さです。ちょっとドン引きされないか心配です。
長いので、以後短縮して「手相ドードー」と呼称します。
動詞と形容動詞の「どう」です。これで少しスタイリッシュになりました。
フラットに表現された手相本
この手相ドードーですが、今回の本はこのツイートに集約されています。
今回の手相ドードー本はある意味、地に足が着いた脚色のない手相本であると同時に、読者丸投げ型の手相本です。
— にしけい/Nishikei (@nishikei_) 2018年3月27日
「この線があればハッピーでーす♪すべてがうまくいきまーす☆」みたいな商業用に煽る手相術でもなければ
江戸〜大正時代の手相本のような「殺人スル者ノ相ナリ」みたいな殺伐としたネガティブな表現もありません。
「手相占い」というものをある意味すごく冷めた目で見つめながらも、それでいてフラットな表現になるよう心がけて手相というものを表現しました。
個人的には自分の「ボキャブラリー確認と開拓」のために行っていた作業なのですが、手相教室の生徒さんからも「占っていると表現が偏ってしまう」というお悩み相談を受けていたので
ボキャブラリーを膨らますための種のような存在として「キーワード」という形式を選択しました。
答えは読者に出してもらう。けれど、そのヒントとなる材料を手相から提供する。これが本書の目的です。
手相ドードーの前書き要約(amazon記載)
ちょっとだけ前書きをご紹介しておきます。
今後、我々は人工知能や自動運転によって「働き方」や「生き方」を変えざるをえなくなります。
この過渡期に我々は改めて「自分とは何か」というものを直視し「貢献の仕方(仕事)」や「社会との関わり方」を考え直さなくてはなりません。
「自分が何をやりたいかわからないけれど、何かしたい、始めたい」
自分を見つめ直すためのヒント・材料となるきっかけを「手相」というツールを使って提案することが本書の目的です。
「今の自分」がリアルタイムに表れ、事細かく自分の性状を教えてくれる手相は、自分を見つめ直す上では非常に有用性が高く、適職を探す上では非常に役に立つツールなのですが、従来の手相書籍ではこれを生かしきれていないものが多いです。
その理由は、適職を「名詞」で紹介しているからです。
例えば一言で「この手相なら医者に向いています」といっても医者にもそれぞれ専門があったりモチベーションやアプローチの方法は十人十色です。
このアプローチの方法が「どのようなものなのか」を見るには手相は非常に役に立ちますが、Whatの問い答えるには問われた側(占い師等)の名詞化フィルターが必要となります。
それなら「How」に特化した手相本を書けば適職探しの役に立つのではないかと考え執筆を始めたのが本書であります。
従来の「名詞」で答える適職探し手相本とは違い、本書は「動詞」「形容動詞」で線の意味をご紹介していきます。
「人」が「動く」と書いて「働く」なわけですから、名詞ではなくやはり「動詞」「形容動詞」の方がしっくりきます。
重要なのは「何になるのか」ではなく「どう行動するか」なのです。
昨今ではめまぐるしいテクノロジーの進歩に伴い、新たな職業が次々に誕生すると同時に既存の職業が姿を消すインターバルが短くなってきております。
手相を見て「オススメの職業は縄文土器用陳列棚職人です」と言われても、そんな職業がもうこの国には存在しないのと同じで、数年後にはあなたの職業がなくなっている可能性もあります。
逆に今聞いたことも見たこともない仕事が数年後には誕生しているかもしれません。
占いも「何になるか」ではなく「どのように生きるか」「何をするか」にシフトしていかなければならないのです。
本書では、1つの線から読み取れる性質を20個のキーワードを動詞・形容動詞で記載し、起承転結の中ではどれが適しているか等と併せて線の意味をご紹介しております。
この「キーワード抽出」と「アウトプット」の作業を占い師ではなく読者自身でしてもらうことが狙いです。
見方によっては非常に荒削りで丸投げ感が漂う本です。
従来の占いは未来へのレールを占い師が敷き、相談者をそこに導くというスタイルが主流でした。
運命論的に無数にある答えの中から「ひとつにしぼる」ということが最終目的にあります。その結果悩む時間を短縮させるのです。非常に合理的です。
しかし、本書では候補を複数ご用意しております。これらのキーワードを組み合わせることでさらに可能性が無数に存在することになります。本書は可能性を広げるための本です。
「決めること」と「可能性を広げること」は矛盾しているかもしれません。
もっと効率的に合理的に「決めたい」と思われるかもしれません。
しかし「合理化」を追求すると、人間はAIやコンピュータには勝てません。
「正しい答え」つまり「正解」を出そうとするのは、人間がやることではなくなってきます。
我々が今後自分の行動指針を決める上で重要になってくるのは「納得解」です。
そのためにはキーワードの抽出からアウトプットまで自分で考えて「答え」を導き出す必要があります。
従来の「占い師に全て身を委ねる」スタイルの占いではなく、自分で自分の未来を推考(推敲)し、納得解を導き出す。
また迷ったら違うキーワードから模索してみる。このような読者丸投げ型の占い本が1冊ぐらいあってもいいのではないか、という問題提起本でもあります。
丸投げになるかもしれませんが、先に謝っておきます。本当にすいません。お手数をおかけします。
手相本2冊目、少しずつだけど慣れてきた
前回の陰陽エントロピーは書き始めてから出版まで8ヵ月ぐらいかかりましたが
今回は3ヵ月ぐらいで出版する運びとなりました。
僕の仕事を減らすための仕事をします。
しかしこれはたくさんの人たちの仕事を増やすことにつながります。
これからのご時世の「占いのあり方」に一石投じる一冊になることを願って執筆します。
目標は年内出版。
— にしけい/Nishikei (@nishikei_) 2017年12月15日
子どもたちとくっついてダラダラ話をしながら、または移動中等にスマホでスワスワと書いていたのもあるでしょう。けっこう今回は早かったです。
訂正箇所や課題は山積しておりますが、本書は全ッ然ゴールでも最終生成物でもありません。むしろまだスタート地点にも立てていないような心境です。
そして既に3冊目をスマホでスワスワと書き始めています。
とりあえず出版、ポチっと。
審査の間にすでに3冊目の手相本を書き始めています。 pic.twitter.com/lvxMl5b91L— にしけい/Nishikei (@nishikei_) 2018年3月27日
書きたいことの軸を決めて、流れと構成(トピックス)さえ組んじゃえば、あとは「話すように書ける」ことがわかったので3冊目は出版までもっと早いかもしれません。何でも慣れですね。
紙版は?
こちらからご購入いただけます。
にしけい