「手相占いの弱点・欠点」という記事を多くの方に読んで頂いていますが
今回さらに、掘り下げてみます。
現在世界中に流布している西洋手相術
従来の西洋手相術は手を9つのパーツに分けて意味を読み解いていきます。
手相を線で暗記するのではなく、パーツで理解することで応用が利くわけです。
これにより見たことがない線が出ていたとしても、線を覚えていなくても
パーツ(丘)の意味さえ理解していれば、手相をある程度読み解くことができます。
仙乙 恵美花さんの「基礎からわかる手相の完全独習」とか
西谷泰人さんの「的中手相術」とかは、これらの丘を重視した書籍です。
基本的にこれらの本を読み、理解できれば、ある程度は手相を習得できると思います。
西洋手相術(丘理論)の弱点
しかしながら、そんな西洋手相術にも弱点があります。
これだけ世界中で手相の基礎として使用されているにもかかわらず大きな欠点があります。
そして、それについて誰もツッコまずに使用しているわけです。
もちろん疑問に思いながら占っている人もいるかもしれませんが、現在国内で上梓されている手相書籍でこの弱点について言及している本はほぼ皆無です。
その弱点は「丘と丘のちょうど真ん中に存在する線はどのように解釈するのか?」というものです。
例えば、「土星丘と太陽丘の間にできる縦線はどのように解釈するのか?」という問題です。
中指の付け根にあるパーツは「土星丘」と言います。
薬指の付け根にあるパーツは「太陽丘」と言います。
土星丘は「内観・反省・自己嫌悪・哲学…」といった自己の内面に関する意味が記載されている場合がほとんどです。
対して、太陽丘は「人気・カリスマ性・人望・集団掌握」など、対外的な意味で捉えられている場合が多いです。
では、この中間に存在する線はどのように解釈するべきなんでしょうか?
内側?外側?
反省からの人望?
哲学的なカリスマ性?
「ナインチンゲール線」とか言って献身的な人が出る線と書いている本もあります。でも、それってなぜ?
占い自体が詭弁に近いところがありますが
これだけ西洋手相術を研究している人たちがたくさんいるはずなのに
この境界線問題には誰も言及していない上に、あっても理論がほとんどありません。
「当たればいい」「統計的にそうだった」は納得いかない
こういう議論をすると
「そんなもの、手相は当たればいいんだ」
「お客さんの役に立てばいいんだ」
「統計データをとったらそうだった」
と思う人もいらっしゃるでしょう。
じゃあ、なぜ当たるのか?なぜ統計データではそうなるのか?
何かしら答えがあるはずです。
そして、その答えを従来の西洋手相術で説明できないことにすぐに気がつくはずです。
別の解釈や捉え方が必要だ…すぐにそういう発想になるはずです。
僕は中国の掌紋学にそのヒントがあると考え、そこから手相を紐解いていきました。
その結果、この境界線問題の答えを自分なりにですが見つけることができました。
というわけで、その答えはこの1冊にまとめております。
そして、さらなる手相技術の深化を一緒にしていきましょう!
にしけい