顕現相術とは?
顕現相術は僕にしけいが勝手につけている占術の名前です。自分が普段占いをしている最中に使っている手法に対してピタッとくる名前の術がなかったので勝手にそう呼んでいます。
一言で言えば「実現象をシンボルとして占う占術」です。
占いは何かしらのシンボルを計算したり、カードを引いたりして「意図的に出して」占っています。
顕現相術は実際に起きた・起きている出来事をシンボルとして占っています。
ありのままの情報を扱うので、非常にネイキッドな占いだと思います。
「顕現相術」は「起きている現象」をそのまま直観して占う術です。一般的な占術が複数の要素から見る「面的占術」で、梅花心易やシンプルな卜術は連想が直線的なので「線的占術」です。
これに対して「顕現相術」はより集中・凝縮された一点から現状や未来を占う構造をとっているため「点的占術」に限りなく近い術と言えます。直観から一点突破というドライブ感溢れる占術だと思います。
顕現相術講座2020夏集中講座より引用
この占術は「誰かを占う」というときにも役に立つのですが、自分自身が今どういう状況にあるのか?を分析する上で非常に役に立ちます。
暦やバイオリズムを扱う占いでは「今どういう時期なのか?」を算出するときに「ズレ」が生じてきます。どうしてそのようなズレが生じるかと言うと「シンボル」が「生まれたときのままのもの(生年月日)」を扱っているからです。ズレどころか全く違うような流れになる場合もあります。
例えば、あなたが「株式会社ヘルシーマックス」という健康食品を取り扱う会社を立ち上げたとします。
「ヘルシーマックス」ではサプリや健康に良い製品を取り扱っているのですが、途中から「カフェ事業」をやりたくなって、実際カフェをやってみるとそちらのほうが大きな利益をあげるようになったとします。
最初の「健康食品売るぞ!」という志のようなものが生年月日から出したシンボルに近いです。
「特別な想い」はあるし「初志」という点ではエネルギーが強いです。しかし、時間や環境と共に変化していきます。
この「変化したあと」のシンボルをリアルタイムに追えるのが顕現相術です。(卜術・相術もです)
ホームページの「更新ボタン」を押すようにシンボルを刷新して、その刷新された情報をもとに「今の自分はどうなのか?何をするべきなのか?今後どうなりそうか?」を占っていきます。
例えば「転職しようと考えているけれど、どうしようか」と思ったときに、生年月日を見たり、カードを引くのではなく「最近の自分の行動や印象的な出来事」を振り返ります。
当たり前のことなのですが、あなたのまわりには「あなたに関するヒント」がたくさん転がっています。変な本を読んだり、誰かに相談するよりも一番正確で率直なアドバイスをくれるのが「現象」です。
この現象をシンボルとして占っていくのが顕現相術です。この占いは少々使いこなすまで難しいかもしれないのですが「こうやって使うんだ」ということをなんとなくインストールしておいていただければ、他の占いでも役に立つと思います。それぐらい応用範囲が広い占術です。