厚生労働省が「働き革命」と称して「働き方の未来2035」という情報を発信しているのをご存知でしょうか。
参照記事:厚生労働省未来の働き方2035 [PDF日本語版]
これ読んでいくと「2035年までには国から年金払えなくなるから老後は自分で何とかしてね」という言い訳を長文で書いているようにしか見えません。
そしてこの流れを察知したのか、大手企業も「終身雇用できる自信ないから、自分で何とかしてね」と責任逃れのためなのか副業解禁を促進するところが増えてきています。
関連記事:サラリーマンが副業で「占い師」を選択した理由〜百姓・複業時代〜
「副業禁止」は「うちの会社は100年後も存続する自信あるよ!」という意味で捉えればホワイト企業と言えるかもしれませんが
時代の流れに沿っていないという捉え方をするとしたら、先見の明がないブラック企業なのかもしれません。
そんな「副業・複業」の時代に突入したわけですが
「副業のために手相を習得したい」
「スピリチュアルやヒーリングでお仕事をしているけれど手相で理論を付け加えて自分のお仕事をパワーアップさせたい」
という理由で手相教室にきてくださる方も最近はけっこう増えていますし
占いのお仕事を本業としている身としては「副業で占い師」はけっこうオススメです。
占いなくならないんじゃないか説
占いの起源は未だ不明ですが、紀元前2000年にプロト占星術というものがあったという記録が残っているようです。
それよりもさらに1000年前の遺跡からも「占いをしたような道具」の形跡が残っています。
少なくとも5000年以上前から存在していそうなニオイがプンプンする占い。
この先、科学技術の発達と共になくなってしまうと予想する方もいます。
参考記事:「SoftBank World 2017」に行ってみたら想像以上に人間の仕事がなくなることが分かった
確かに淘汰されてしまう部分はあるかもしれません。
しかし、科学技術が発展しても人間の心はなくなりません。
ゆえに僕は「占い」というお仕事はこの先まだまだ無くならないのではないかと予想しています。
これだけ科学が進展しても占いの勢いは増す、面白い現象だ。
— 伊藤洋志/Ito Hiroshi (@marugame) 2017年11月8日
知れば知るほど解明できないことが出てくるので、科学が進展すればするほど占いの勢いは増すのではないでしょうか。 https://t.co/uQuZEC1xfV
— にしけい (にしけいポン) (@nishikei_) 2017年11月8日
むしろ科学技術が発展すればするほど、占いが必要になるのではないかと考えています。
人間としての個性を生かせる
おそらく当面なくならなさそうな3000年以上続く占い業界。
この先どうなっていくかというと「技術」「知識」よりも占う人の「人柄」「個性」が重視される傾向が強くなるでしょうね。
この記事でも書きましたが、占い師というお仕事は「個性」を生かせるお仕事です。
自分の欠点や短所がそのまま「芸」になりうる業界です。
それゆえ、現在コンプレックス・マイノリティに感じられる要素も全て仕事へ転化できます。
爺婆になってもできるし、年を重ねれば重ねるほど出てくる良さもあります。
少し語弊があるかもしれませんが、占い師はアダルトビデオとよく似ています。
若いこと(ロリ)も、年齢を重ねたこと(熟女)もどちらも売りにできるし、特殊性があってもなくても需要があります。
コスプレしている(雰囲気をとことん作り込んだ)異世界系でもいいし、普段着の(親戚のおばちゃんに近い)人でも親近感が売りになります。
もちろんどこを売りにするかは自己分析をよーく重ねなくてはなりませんが、僕のように素に近い状態でもそれはそれで需要があるようです。
同じ絵を見ても感じることは十人十色で違うように、自分にピタっとくる占い師さんは人それぞれ違います。
これを読んでいるあなたも占い師デビューしてみると、必ずあなたがピタっとくるお客さんがいます。
ここまで個性を生かせるお仕事もけっこう珍しいと思います。
物理的・時間的制約が小さい
占いのお仕事は在庫はもたなくてもいいです。物理的制約が小さいです。
メールや電話であればどこでも占い、誰かにアドバイスすることができます。
路上や商店街の片隅で占う人もいるぐらいですし、僕もこれまでにいろんな国で占ってきましたが本当に「どんなところでもお仕事になりうる」のが占いの良いところです。
先述した厚生労働省がかかげる「理想のお仕事イメージ」の中にもあるように…
介護や子育て、家事などのアウトソーシングを可能にする多様な高品質のサービス・ビジネスが広がり、介護や子育てが働くことの制約にならない社会になっていることが重要である。
また、働き方自体がより自由なものに変わっていく結果、自ら介護や子育てを行いたい働く人が、相応の時間を割いたり、仕事を休んだりすることが容易になっているはずである。
子育てしながら、介護をしながらでも空いた時間でお仕事しようと思えばできます。
占い師のお仕事は物理的・時間的制約が比較的小さいというメリットがあります。
無限に勉強できるからボケにくい・精神修行になる
占いのお仕事にゴールはありません。
2、3年もやっていると「ありとあらゆるものが占いにつながる」というすごく気持ち良い偏見の水槽を泳ぐようになります。
歴史、宗教、教育、芸術、建築、科学、医療、経済、性…ありとあらゆるものが占いに転換される思考回路になります。
これがようやくスタート地点なのではないかと思います。
占いはとにかく無限に勉強できますし、どの分野を勉強しても占いにつながります。
一度ハマると泥沼です。つまり死ぬまで勉強する活力が続きます。
そして精神修行にはもってこいです。
「類は友を呼ぶ」で自分に似た人が集まる…ということは、自分の占いを希望してきてくださるお客さんは自分と似た部分があるということです。
それを「見つめ直す」「変える」ということは自分を見つめ直し変えることになります。
お客さんを占って、人生を変えてもらっていたのは僕の方だったのか。
— にしけい (にしけいポン) (@nishikei_) 2017年10月23日
自分を変えたいという人にも占い師というお仕事は最適かもしれません。
発展性・コラボ力が高い
先述したように占いの裾野の広さは異常で、全てが占いと結びつくようになると
ありとあらゆる分野と絡ませてアウトプットすることができます。
仏教・密教・神道・キリスト教でも占いは姿かたちを変えながら溶け込んでいますし
料理、旅行、子育て、経済、お仕事など…ありとあらゆる分野で占いを絡ませることができます。
インプットが多様であると同時に、アウトプットも多様。それが占いの強さです。
まだ見ぬ未知のテクノロジーとコラボさせ、新たなものを生み出すことができるのも占いの魅力です。
まとめると
ということでこれから「副業」を考えている方に「占い師」をオススメする理由は…
・おそらく無くならない仕事
・人間として個性を生かせる
・物理的、時間的な制約が小さい
・奥が深すぎて飽きることがない
・コラボできる分野の裾野が広い
ということで、何かしたいけど何をしたらいいかわからない…という人は
何でもいいので占いの本を手にとったり、占い小屋で占ってもらってみてはいかがでしょうか?
にしけい