インプットだけじゃない!質問することでアウトプットも上手になる!

 

最近、手相教室の生徒さん複数人から同時期に「質問」についての質問がけっこうありました。

・どんな質問をしたらいいか分からない

・質問するとみなさんの授業を妨げるようで気がひける

・他の方が優秀なので質問するのが恥ずかしい

 

ということで今回はこんなお話。

質問はインプットであると同時にアウトプットの作業です!

 

質問できない人の特徴

 

まず、質問できない人の特徴です。

 

偉そうなことを言っていますが、僕もこれに気づけたのは最近です。

ひとつずつ解説していきます。

 

1. 何を質問していいかさえ理解できていない

 

自分が今まで全く知らなかった新しい分野について学んだときです。

「手も足も出ない…」ような状態です。

自分の経験も踏まえて言うと、これは軽くパニックを起こしているときです。

知らない単語や、理解できない文脈が出てきたときに、頭がついていかなくて思考停止・拒絶反応が生じているときに起こります。

 

 

知らない単語や気になる言葉が出てきたときに、それに執着してしまい他の言葉が全く耳に入らなかった…というときも同じことが起きています。

思考停止・拒絶反応が起こると「想像すること」ができなくなるので、質問が思い浮かびません。

ここで大事なことは、とにかく知らない単語やキーワードについて質問することです。

それを分からないままにしておくと、その先の内容が理解できず時間がもったいないです。ネットが使えればすかさず調べます。

 

例)新しいプワールを買ったんだけど、これで何を作ろうかなぁ…

 

え?プワール?何それ?

「プワール」が分かれば、どうやって使うものなのか「想像」できるはずです。

でも、分からないまま会話を続けていると…

君が好きなプワールは何製?材質によって全然違うよね!

 

と、より一層わけが分からない内容になってイライラモヤモヤが高まります。

 

すぐさま「ごめんプワールって何?」と聞ければ、会話に合流し冷静さも取り戻せるので「想像」できます。

 

 

ちなみに「プワール」はフランス語で「フライパン」を意味します。

 

プワールの正体が分かれば

「煮物もいける深さ?」とか「アルミ製だと軽いけど、何製のものを買ったの?」と質問することができるはずです。

 

コミュニケーションでストレスを溜めないためにも素早い質問は大事です。

 

 

2. 自分の意見や認識が完璧だと思っている

 

自分の意見や認識が完璧だと思っていたら質問は出ません。

これはその分野を少しかじった人、独学した人によくありがちです。

「自分は知っていて当然」というプライドの高さから思考停止に陥っているパターンです。

 

 

実は僕もこのパターンだったので学生時代かなり苦労しました。

「自分は何も知らない」という謙虚さがなくなると、一気に質問しなくなっちゃいます。

 

特に学校や教室といった「質問してもいい場」で知ったかぶるのは愚の骨頂です。

ついつい知ってるフリをしちゃう、知った気になっている人は早めに習慣を変えましょう。

 

「こんなことを聞いて迷惑かな」

「こんなことを聞いたらバカだと思われるかな」

という人も実はこのタイプです。

人からどう見られているかが気になり「悪いように見られたくない、自分のプライドを傷つけたくない」という思考から質問の手を挙げられなくなります。

何かを学ぼうとするときには、プライドは邪魔でしかありません。

人の目を気にしている場合ではありません。何も知らずに死んでいく方が愚かです。

1つでも多くのことを知ることができるように貪欲に素直に行動しましょう。

 

3. 実際自分がやることを想定していない(想像力の欠如)

 

単語や言葉の意味は理解できる、きちんと記憶できている。

大事なのはその次です。

実際自分がそれをやることを想定していない人は質問がなかなか思い浮かびません。

 

例)

バンジージャンプは、高層ビルや橋の上などといった高い場所から命綱一本で飛び降り、そのフォームの美しさなどを競う競技、またはアトラクションです。

その起源はバヌアツ共和国ニューヘブリディーズ諸島にあるペンテコスト島で行われていた通過儀礼である「ナゴール」といわれています。

 

バンジージャンプについて説明を読んで「ふーん」ぐらいにしか思わない人も多いと思います。

しかし「じゃあこれからバンジージャンプしてもらいますね!」と言われバンジージャンプの会場へ連れて行かれるとどうでしょう?

 

これ高さ何メートルあるんですか?

命綱大丈夫ですよね?

体重何キロまで大丈夫なんですか?

ロープ切れたりしないですよね?死亡率ってどれぐらいなんですか?

 

といった質問が出てくるはずなのです。

当事者意識が低い人、受け身で生きている人は「自分が実際にそれをやる」ということを想定していないので質問が浮かんできません。

子供を1人でお風呂に入れるようになってはじめて、妻がどうやって子どもをタオルで拭いているか、どうやったら上手に服を着させられるかを考えるようになったのと同じで

自分が実際に一度体験してはじめて見えてくる「質問」もあります。

 

体験したことがなくても、想像力を働かせて「自分がやったつもりになって」考えれば自然と質問が生まれてきます。

理解や記憶はできているけれど、質問が思い浮かばないという人は

「実際に自分がそれをやる・話す」立場になったことを想定して話を聞いてみるといいかもしれません。

 

4. 自分の認識が間違っていることに気づきたくない

 

これは2の知ったかぶりする人と似ています。

その分野を少しかじって、持論をもっている厄介なタイプです。

相違点を見つけるためにもまずは相手の意見を聞かなくてはいけないはずなのですが…。

 

このタイプは質問するどころか相手が発言中にかぶせるようにしゃべってくることが多いです。

 

プライドが高く臆病なので自分が傷つかないように生きている人です。

誰だって勘違いってありますし、他人と認識が違うことの方が多いはずです。

もしかしたら自分が知らない情報だっていっぱいあるかもしれませんし、面白い話が聞けるかもしれません。

思考停止して自分の考えを発展させないというのは非常にもったいないです。

 

5.その分野に興味がない

 

このパターンが、他のパターンのすべての理由になりうるかもしれません。

自分が興味がないものはどう頑張っても質問が思い浮かびません。

無理して興味がないものを深堀しようとする必要はありません。

しかし「なぜ、自分はこの話に興味がもてないのだろう?」と分析の対象を自分に変えてみるとまた新たな発見があるかもしれません。

これを話す人物に興味がないのか?じゃあなぜこの人物に興味がないのか?

質問のベクトルを自分に向けてみると新たな世界が見えてくるかもしれません。

 

質問は大事なアウトプットの練習になる

 

いろんな質問できない人を見ていて感じたのが

もしかしたら右倣えの義務教育が質問しにくい環境を作ってきたのかもしれません。

小中学校・会社でお利口さんをやってきた人は、質問力が弱いような気がします。

 

 

質問する能力はアウトプット力を鍛えます。

質問する能力を鍛えることで、それだけで逆に自分が面白い話をできるようになるのです。

どんどん質問して、自分の表現力を磨いてみてください。

 

 

にしけい

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書いている

西田 圭一郎 (にしけい)

1987年富山市生まれ。化学系工学修士。商社の開発営業職を辞めて、占いとWeb開発などを生業にしています。趣味は読書と旅とポケモン。文章を書くことが好きです。三児の父。詳しくはこちらから。

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