夢や目標は本当に必要なの?無理やり作ったり探したりしていませんか?

 

「私はとくにやりたいことがなくて…」

「僕が君ぐらい若い頃は夢や野望で燃えたぎっていたぞ」

「君は将来どうしていきたいの?10年後のヴィジョンは描けているの?」

 

なんかこういう「夢や目標をもつこと=善、もっていない=悪」の構図ってすごく違和感を感じるんですよね。

「あなたのやりたいことを見つけます」

「やりたいことをやろうよ」

「そのお手伝いをします!」

みたいなコンサルタント的なアドバイザー的な人が最近増えるてるなぁーと感じるのですが。

 

そういう人たちの商売が成り立つってことはやっぱり

「理想の自分に達していない自分=ダメ」

「理想の自分のイメージすらもっていないから私は鳩のフン以下」

と考える人たちってけっこう多いのかな。それってなんかちょっと悲しいよね。

 

極端な例だけどさ

 

「やりたいことやったらいいじゃん!」

「みんなで好きなことやろうよ!」

って目をキラキラ輝かせながら「やりたいことやろうよ」を強要してくる「ヤリハラ」の人っているじゃないですか。

夢をもつことの強要、ドリームハラスメント「ドリハラ」と言ってもいいですね。

 

例えば「やりたいことをやろうよ」と言ってくるのが女の子だった場合。

突然濃厚なディープキスをしたらどんなリアクションするのかなっていつも考えちゃうんですよね。

「え?やりたいことやったらいいって言ったじゃん。キスしたかったからしたんですけど」って言ったら、どう反論してくるのかな。

全員が全員本当にやりたいことをやったら、北斗の拳みたいな「ヒャッハー!!」的な世紀末な世の中になると思うのですが、どうなんでしょうね。

 

僕の私見ですけど。

「やりたいことやろうよ教」の人たちの中には

「本当は自分はそこまでやりたくないけど、これを言っておけばかっこいいしキラキラ輝いて見えるはず」

みたいな「見せる用のやりたいこと」を陳述している人がけっこういると思うんですよね。

 

それを目標や夢として語っている自分が好きで、そのために頑張っている自分が好きな人たちってけっこう多いのではないでしょうか。

 

「カフェを経営するのが夢です」って言うならドトールで社員(店長)になるとか

コメダのフランチャイズを始めればいいものを、仲間とキャンプやフェスに出かけてインスタに写真をアップして休日を過ごす。

「全然カフェ経営する気ないやん」って思わずツッコミたくなる人に限って

「にしけいは夢はあるの?将来はどうするの?」とか聞いてくるもんだから、おもしろいですよね。

 

今度そういう人に出くわしたら、男女問わず片っ端からディープキスをしてみようと思います。

(ジョークです。妻も親戚もこのブログを読んでいるのは認知しています)

 

夢・夢がある人=美しい?

 

何が言いたいかというと「本当にやりたいこと」ってもっとドロドロしていて普通だと思うのです。

そしてそれをわざわざ口にする必要はあるのでしょうか。

勝手に夢や目標を語るのはいいんですけど、夢や目標を聞いたり、夢や目標がないひとに強要するのってなんかやっぱりナンセンスなんですよね。

 

「好きな体位は何ですか?」って聞くのと同じで

答えにくい人、何でもいい人、セックスをしたことがない人、そういう話が嫌いな人…がいるように

夢や目標に対して必ずしもポジティブな考えをもっている人ばかりではありません。

 

そして、自分にそれがないからといって卑下するのも変です。

「夢は特にありません」って答えてもいいし

それに対して「え〜あなたには夢はないの〜?」と残念がるのもおかしな話です。

 

「特にありません」というのは、ある意味「どの体位でも気持ちいいです」っていうのと同じで

「いつも満たされています」という意味かもしれません。こんな幸せなことはありません。

 

未来よりも目の前の今を。

 

僕は中二の進路希望調査で

第1志望:ポケモンマスター
第2志望:海賊王
第3志望:冒険家

と書きました。

露骨に当時ハマっていた漫画やゲームの影響を受けています。

今聞かれたら、いちおう「教祖」とか「世界征服」とか答えていますけど、実は特にありません。

中学のころと同じで今目の前にある自分がおもしろいことや夢中になれることをやる、ただそれだけです。

今は占いにハマっていますし、ブログを書くのも好きなのでこうしてブログを書いてはアクセス数をチェックすることにハマっていますが

これらがいつまで続くかは正直わかりませんし、新しくおもしろそうなことが出てきたらのめり込む。そんなもんです。

 

占い始める瞬間に万年暦を取り出すときのこのにしけいの顔を見てくださいよ…。

 

我ながらこの写真を見ると、万年暦を眺めて占うのが好きで好きでたまらない…ちょっとヤバい気色悪いヤツにしか見えません。

でも、実際こんなもんなんですよね。

目の前のことにのめりこむと

夢とか、目標とか、キレイとか汚いとか、どう見られているとかって正直どうでもいいんですよね。

 

今日のにしけいの主張

 

・夢や目標がなくてもいい。

・無理に夢や目標を作らない、探さない。

・もっと欲望ベースで目の前の今を生きればいい。

 

自分のタイプの人が目の前を通ったら目で追っちゃうように

もっと好き嫌いでシンプルに生きていいんじゃないですかね。

 

にしけい

 

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書いている

西田 圭一郎 (にしけい)

1987年富山市生まれ。化学系工学修士。商社の開発営業職を辞めて、占いとWeb開発などを生業にしています。趣味は読書と旅とポケモン。文章を書くことが好きです。三児の父。詳しくはこちらから。

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