【遺伝ってすごい】子どもと自分が重なるときにどう対応するか?

小学5年になる長女は顔も中身も一番僕に似ているんですね。自分勝手な屁理屈を持ち出して弟や妹を制圧しようとしたり、何か質問されても無反応だったり、返事が曖昧だったり。10歳の誕生日プレゼントに買ってもらったエレキギターも1週間で部屋のオブジェになったし、寝っころがって漫画ばっかり読んでるし、熱しやすく冷めやすいんですね。

でも、漫画や歌詞や文章を書くことだけはやめないんですね。なんやかんやで表現活動は続いているんです。学校から支給されたパソコンのPower Pointを使って、自分の考えや詩みたいなものを表現していて、Keynote (Mac版のPower Point)で本やブログのサムネイルや本を作っている自分と重なりすぎて、遺伝子すごいなと思いました。

彼女は「データが消えた…」「パパ、どうやってスライドショーするの?」といった具合にとても不器用なのですが、上手いとか下手とか気にせず、とにかく自分がいいと思ったことや感じたことを言葉や絵を使って表現したりするんですね。

なんか自分がもう一人増えたような気がして嬉しい反面、器用で無難に生きにくくなるような要素ばかり色濃く受け継がせてしまってごめんねと思ったりします。でも、娘には「ひとりじゃないよ」「それでいいよ」と言いたいです。

いろんな親子関係があると思いますし、人には様々な事情があると思います。でも、子どものどうしようもないことも、しょうがないことも受け入れられるかどうかって、もしかすると親自身が「自分」を受け入れられるか…に関係するような気がします。

自分のダメなところや情けないところを娘を通じて、改めて見ることになるのですが、自分のことを許せない人間だったら、娘を強く責めていると思います。ここで僕が娘を責めたら、もしかすると娘も自分を受け入れられない人間になるかもしれません。そうなると、「自分を受け入れられないループ」みたいなものが続くかもしれません。

自分で自分を受け入れられない、許せないという状態って、「足りないところ」ばかり見ることになるんですね。自分の足りないところばかりに目を向けていると、誰かの何かがうらやましく見えたり、ここにはない遠くにある何かばかりを追い求めたりするようになると思うんですね。なので、娘には「それでいいよ」と言いたいです。そして、その言葉はきっと自分に言っているのだと思います。

このブログを読んでくれている人にも言っておこうと思います。しょうがないことも、どうしようもないことも、情けなくなることも、自分って小さいなって思うこともあると思うんですけど、それでいいんですよ、きっと。みんなそんなもんなのだと思います。

自分たちに選べるものってごくわずかかもしれないし、どうしようもないことばかりかもしれません。遺伝とか性質とか環境とか人間関係とか体裁とか、自分たちを縛り付けるものはたくさんあります。だからこそ、自分が選べるもの・なんとかなりそうなものに目を向けていいんじゃなかなと思います。娘にも僕にもできないことがたくさんあって、至らないことばかりです。でも、自分ができることに目を向けて、精一杯それをやれば、少しだけ全体のハッピーにつながると考えています。

にしけい

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書いている

西田 圭一郎 (にしけい)

1987年富山市生まれ。化学系工学修士。商社の開発営業職を辞めて、占いとWeb開発などを生業にしています。趣味は読書と旅とポケモン。文章を書くことが好きです。著書は50冊以上。三児の父。詳しくはこちらから。

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