どうも、にしけい(@nishikei_)です。
金沢の手相鑑定会の帰り、時間があったので金沢の街をぶらり旅してきました。
金沢観光は中学の宿泊学習で行った以来、ほとんどしたことが無かったのでちょっと新鮮でした。
有名どころは混んでいる
金沢といえば兼六園、金沢城…が有名スポットですが
今回はそんなメジャーどころではないけれど、そこそこ人がくる観光名所を中心に訪問しました。
有名な観光名所に行くと、人ごみや行列に辟易してそれだけで疲れちゃいますからね。
尾山神社
前田利家を祀るために建立された神社です。
有名どころといえば有名どころなんですが、県外の方には認知されていないスポットじゃないでしょうか。
一時期、NHK大河ドラマ利家とまつで風靡されていたようですが、よくよく調べてみるとあれって今から14年も前のことだったんですね。もっと最近だったような気がします。
この日はちょうどお祭りが終わったあとだったので、人が少なくてとても散策しやすかったです。
尾山神社の歴史
1599年に加賀藩藩主・前田利家が亡くなって
その息子が「加賀のみんな、パパチャマを祀ろう!」と神社を建てようとしたところ
徳川幕府から「いやいや、外様大名を勝手に祀るのやめてよ」とストップが入ります。
徳川幕府としては自分たちよりも力をもつ人物が出てくることは非常に脅威だったわけです。
ましてや、神として祀ってしまうと、徳川(人間)よりも上位の存在になるわけですから、なんとしても阻止したかったのです。
250年以上続いた徳川幕府を見ていると「臆病」って悪いことじゃないと思えてきます。
それでも百万石の加賀藩を築いた前田利家とその妻まつを讃えようと、あの手この手を使って工夫しながら建立されます。
詳しくは尾山神社の歴史をご覧ください。
尾山神社の見どころ
尾山神社の一番の見どころは何と言っても明治にできた西洋風の神門です。
国指定重要文化財に選定されているにもかかわらず「日本最古の避雷針」という、大事にされているのかされていないのか分からない文化財です。
鳥居と西洋風の神門が同じ敷地内にあるんですが、オムソバもカレーうどんもびっくりの和洋折衷が馴染んでいる景色です。
門の左側には、神社内のルールが書かれています。
馬車がダメなら原付や大型トラックで入ればいいのか!
なんて、くだらないことを考えている人が雷に当たればいいんですよね!
境内の様子。
和の鳥居をくぐり、洋の門をくぐり、和の境内です。
アンパンをお餅で包んだものと同じ構造になりますね。
お松の方像です。
庭園もしっかりあります。注意書き通り、魚は捕らないように心がけました。
たまに娘をオンブしようとするんですが、自分の力で背中につかまろうとしないので
高確率でこの銅像と同じような状況になります。
にこ!
あんまり時間がなかった割に、気づくと1時間ぐらいブラブラしていました。
■尾山神社
〒920-0918 石川県金沢市尾山町11-1
TEL/076-231-7210 FAX/076-231-4685
尾崎神社
尾山神社から近江町市場へ向かう道中、もう1箇所神社を発見したので立ち寄りました。
尾崎神社です。
天照大神、東照大権現(徳川家康)、加賀藩三代藩主前田利常を祀っています。
凄い顔ぶれを祀っている割にというと失礼かもしれませんが、結構コンパクトな神社です。
T字路に面しているため、地相的に大丈夫なのかなと心配にもなりますが…。
金沢東照宮と言われていたこともあり、金沢城の東北にあるのかなと思いきや北西に位置しており「おやおや」と思っていたんですが
やっぱり、明治11年に金沢城北の丸から現在の場所に移設されているようです。
wikipediaには「金沢城が陸軍省用地となったため」と書いてありますが
本当は金沢城(加賀藩)の力を弱めるためにあえて移設させたものだと思われます。
政治と占いって本当に密接に関係していて
特に徳川幕府には天海大僧正が占い師としてフォローしていたはずですから、この時代に建立されたものは特に占いの影が色濃く残るものが多いです。
この境内と狛犬ちゃんたちの向きにも、ただならぬ意味がありそうです…。
西から入って、東にお参りする違和感
実は、尾山神社・尾崎神社を参拝していて、ちょっとした違和感に気がつきます。
先に紹介した尾山神社…
「西」の入り口から入り、東にある境内に向かいます。
境内前にいる狛犬ちゃん。口を開いた阿吽の「阿」の狛犬ちゃんが南側。
口を閉じた阿吽の吽の狛犬ちゃんが北側に位置します。
そして、尾崎神社も…
西側から入って…
南側に口を開けた狛犬ちゃん…
北側に口を閉じた狛犬ちゃん…
どちらもこうなっているんです。
実は、全国のほとんどの神社仏閣は
東・東南・南が入り口になっていて、西・北西・北に向かって参拝します。
これは神仏や尊いものを北・西にもってくるという気学のルールと同じです。
しかし、尾山神社と尾崎神社はこのルールとは真逆に境内が配置されているのです。
なぜなのか?
歴史的な背景なども含めて考察してみましたが…
・お上(徳川幕府)に背き、幕府と前田家の差別化を図るため
・中央アルプスを隔てた北陸側(日本海側)の気脈の流れ方が太平洋側とは逆になるため
あたりかな…と予想していますが
金沢の地元史に詳しい方がいらっしゃったら、是非教えてください。
おまけ1 出世地蔵
尾崎神社と近江町市場の近くにあるこの謎の無人小屋。
入り口の横のホワイトボードには「みちしるべ」が!
今がいい思い出をつくる時!
修学旅行に来た生徒たちに向けて学校の先生が送った言葉なのか
ファミコンのゲームのパスワードでありそうな意味ありげな言葉…
「出世」と「いい思い出」…どんな関係があるのだろうか…
同期たちを出し抜いて出世しようと思い切った決断をした42歳の課長ヤマシタ…
しかしその決断が藪蛇となり責任を問われ会社を辞するハメに…。
最後の夜、店の外で騒ぐ同僚たちの声が聞こえる…
テーブルに残る数人でたわいもない話に花が咲く中
同じ部署で働く美人OLナカノがそっと口を開く…
実は私…ヤマシタさんのことずっと…
今がいい思い出をつくる時!
小屋の中に入ってみます…
ということなんでしょうか。
看板を眺めた瞬間に生まれた妄想話を瞬時にいい思い出として消し去り、中に入ってみました。
出世地蔵を「尊」としているのでしょうか…
愛…
ここは一体、何なのでしょうか…。
■栄昌庵
〒920-0914
石川県金沢市西町4番丁14
おまけ2 近江町市場
気を取り直して…メジャーどころの近江町市場にも行きましたよ!
昔ながらの商店街って感じです…
北陸出身ですから、そりゃ海産物は大好きです…
名物「近江町コロッケ」も…
甘エビコロッケ、250円ぐらいだったかな。
これは確かに、美味しい。
帰りにチャンカレことチャンピオンカレーも ちゃっかり…
おまけ3 金沢駅 郵太郎くんの手相鑑定
これまでに人間以外の手相も鑑定してきたにしけいですが…
今度は金沢駅の郵太郎くんです…
風呂敷のようなものを握っているため、手のひらは見せてくれませんが
この郵太郎くんの手、全体のバランスを考えると小指がちょっと長いですね。
アンコールワットで見た雑な作りの仏像にも小指が長いものが多く、手マニアとしてはそのあたりのバランスも考えて作って欲しいです。
小指が長いと交渉や言葉は上手に扱うことが出来る反面、気管支やノドを患いやすい方が多いです。
小指については語っても語り切れない謎がありますが、地球外生物の地球環境適応化による有性生殖と密接な関係があると考えています。
機会があれば記事を書こうと思います。
占いのお仕事の帰りに、たっぷり金沢を満喫した、にしけいでした…。
にしけい