「突き抜ける」ということは、自分のセルフイメージを固定させて、それを押し出す(我を通す)のではなく、自分の中にあるセルフイメージを壊すことなんですね。「突き抜ける」と「自我を通す」は真逆です。
プライド・自分への固定されたイメージがあると、スムーズに「抜ける」ことが難しくなります。トラブルや障害に直面したときに、その都度自分自身のセルフイメージや認識を壊して、自分を作り変えることで、「抜ける」ことができます。
過去の自分や枠やルールにとらわれて、そこに執着していると、突き抜けることが出来ません。
突き抜けられる人と、突き抜けられない人の違いは、かなり乱暴な表現になってしまいますが、「しょうもないこだわりを手放せるかどうか」です。
「こだわっている点=自分」になってしまっていると、そこで止まってしまいます。止まることが悪いわけではありませんが、止まると選択肢や世界が狭くなり、ジリ貧になっていきます。
「突き抜ける」というのは、「自分」という枠を守ることではなく、その枠そのものを何度でも打ち砕き、作り直す勇気をもつことです。
にしけい



