[つれづれ]そろそろどうやったら人の役に立てるかを本気で考える時期かもしれない。

 

営業のお仕事をしていて思いますが、何かを売ってお金をもらうには「相手の役に立つ」ことが大前提にあるなぁとつくづく思います。

「これ凄い技術なんです!」

「これは最先端なんです!」

というモノが開発できても、それをお客さんに「いいね」と思ってもらえないと買ってもらえません。

「なにをいまさら、そんな当然なこと」と思われるかもしれませんが、モノづくりの現場には今も「営業と開発の間の齟齬」があると思うんです。

開発や製造部門が「俺たちが作った製品が高く売れないのは営業が悪い」と考えていたり

逆に営業が「俺たちが売れないのは製造部門が良いモノを作ってくれないからだ」と思っていたり

「鶏が先か卵が先か」の論争を続けているモノづくりの会社ってまだまだたくさんあると思うんです。

僕は「開発営業」という仕事をしています。お客さんからの要望を吸い上げて、それを企画して工場で試作、再度提案し、製品を仕上げていくという仕事です。

仕事をしている中で、工場とお客さん両方からの要望を聞いていますが、両方とも「確かにそうだよな」と納得するものがあります。

でも、けっこうところどころで作る側・売る側の「エゴ」が入り混じってくるんですよね。

 

ほとんどの会社で営業には「ノルマ」や「予算」というものを掲げていると思います。しかし、5年前に今の会社に入社した当初からこのような考え方に疑問がありました。

ノルマや予算を「立てる」ことは確かに良いのですが、ノルマや予算を「達成するため」に働いている人たちが多くいたからです。

人の役に立ってはじめてお金をいただけるのに、お金をもらうことが目的になり、仕事が粗末になったり、同僚を蹴落としたり、安売りに走ったり、下請けを叩いたり…

そしてこれが、結果的に自分たちの利益を落とすことにつながります。まさに本末転倒です。

 

そんなことを考えていた矢先に「海賊と呼ばれた男」を読んだり、久しぶりにカンブリア宮殿を見たり、いろいろ考えていたらやっぱり「いかに人の役に立てるか」が大事だなと腑に落ちたわけです。

 

僕は趣味で始めた占いが今はお仕事になっていますが、自分の仕事っぷりを少し振り返ってみますと。

好きなことからスタートしたお仕事ということもあり、今考えると今までの自分の占い師としての仕事はやはり少しマスターベーションに近いものがあったのかもしれない。

(自分の好奇心を満たすため)自分本位の割合が多かったのかもしれないと、あごをなでておりました。

もちろんお金をいただく以上、毎回今ある全力の知識と経験を使って占わせていただいております。しかし、やはりこの能力をさらに昇華させるためにも「他人のため」を強く意識して学んでいく必要があるなと。

僕は体力もないですし、車の運転も下手ですし、手も不器用です。イケメンでもないし、歌もうまくないし、スタイルもよくないです。

そんな自分が「どうやったらより多くの人の役に立てるか」を考えたときに、やっぱり「自分が好きなこと」を生かしたお仕事なのかなと思います。

 

なので、今年から「いかに人の役に立てるか」にも重きをおいて活動していこうと思います。

 

にしけい

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書いている

西田 圭一郎 (にしけい)

1987年富山市生まれ。化学系工学修士。商社の開発営業職を辞めて、占いとWeb開発などを生業にしています。趣味は読書と旅とポケモン。文章を書くことが好きです。三児の父。詳しくはこちらから。

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