素直さと合理性は比例するんじゃないか?って話

偉そうなことを言っていますが、僕も実は上記のようなコミュニケーションをしていました。どうやって気づいたかというと、大学のブラック研究室時代に徹底的に叩き直されました。

過去の自分を省みて、なぜこのような答えをしてしまっていたかを分析しました。

  1. 質問の意図を理解できていない
  2. 知らない自分だと思われたくない
  3. 聞こえていない。読み間違えている
  4. 言語がわからない

3は落ち着いて聞き直したり読み直せばOKです。4は翻訳するか知らない日本語は検索して紐解けばOKです。問題は1と2です。1については会話に集中していなかったり、別のことを質問されていると思い込んでいる可能性が高いです。これは意識的に「相手が求めている答えは何か?」を集中して聞く必要があります。そのためには「相手の立場や状況を考えてコミュニケーションをとる」という配慮が必要になります。そして、2はTwitter上などでもよくあることですが、プライドが高いとか自己肯定感が低いとかそういった理由からなのか、答えになっていなくても自分が知っている知識や無関係なソースを並び立てたりします。

何度も言いますが、1と2は僕もブラック研究室に入る前まで平気でやっていました。特に一番多かったのは実験を失敗して、自分をできないヤツだと思われたくないがゆえに、「反応Aは何%進んでいますか?」という質問に対して「これからカラムをかけます」と答えたりして「いや、今、反応は何%進んでいるかを聞いているんです」と何度も指摘されました。答えられないなら「まだわかりません」でいいのに、何か答えなきゃとか、とりあえず返事しなきゃと考えてトンチンカンなことを言っていました。3年間、この先生のもとでお世話になって社会人になるころには何とか最低限これらのコミュニケーションの障害をクリアできたのですが、これらをクリアする方法はたった2つで、「プライドを捨てる」「素直になる」ことでした。

社会人になってからもたくさん失敗しましたが、相手の質問に対して素直に誠意をもって答えていたら、自然と仕事はスムーズにいきました。社会に出てみると、これができない人が結構多くて。人を怒らせたり、うまくいかなかったり、時間がかかったり…スムーズにいかない人を見ると「なんでもっと素直にやれないのだろう」と思いました。

素直に受け答えしていると、自然と助けてもらえます。少なくとも嘘をついたり誤魔化すよりも助かる確率は高いはずです。隠されたり誤魔化されたりすると、助ける側が助けようにも助けられないという悪循環が生まれます。「わかりません」「まだできていません」「ごめんなさい」と一言素直に言えば済むことなのに、これを言えないがゆえにスムーズにいかない人がけっこう多いのだなーと社会人になって気付きました。

あと、誰も聞いていないのに突然言い訳を始める人も過去の自分を見ているようで恥ずかしくなりました。そんなこと誰も聞いていないのに、なんで勝手に言い訳を始めるんだろう。時間も労力も無駄だし、何も生産性がないのに。と思って眺めています。

素直になる。僕は何度も根気強く指摘してもらうことでちょっとだけマシになりました。なので、きっと身近にしつこく愛ある指摘をしてくれる人がいたり、合理的で素直な人がまわりにいたら僕は克服できると考えています。「生まれつき○○だから」とか「親が○○だったから」とか「頭が悪いから」といった「自分はできない」と決め付けて諦めている人もいるかもしれません。でも、僕は訓練次第でできると思っています。

もちろん、既にいろんなことがスムーズにいっているのであれば良いです。それに越したことはありません。しかし、スムーズにいっていない人ほど冒頭に述べたようなコミュニケーションの取り方をします。つまり、素直さが欠けています。素直さが欠けると助けてもらえませんし、スムーズにいかなくなり、無駄なことが増えます。素直さは合理性につながります。

ドラクエで村人が「王様に会うといいですよ」と教えてくれているのに、話を聞かずに違うことをしていてはいつまで経ってもストーリーは進みません。

何度も言いますが、失敗はOKです。僕自身修正主義なので、少しずつよくなればいいと思って生きています。でも、素直さがなくなると途端に修正できなくなります。助けてもらえなくなります。成長が止まります。前に進めなくなります。

たぶん、素直に生きていれば、だいたいのことはうまくいくと思っています。なので、このブログの落としどころを失ってしまったことを素直に告白して、落とし所としたいと思います。ふぅ〜よかった。どう終わらせようか、ドラクエの下りのあたりから悩んでいました。素直に言ってよかった!

にしけい

にしけい (西田圭一郎)

1987年富山生。工学修士。商社の開発営業職を辞めて、占いや相術を生業にしています。三児の父。本と旅とポケモンと文章を書くことが好きです。学生気分が抜けません。詳細はこちらから

にしけい (西田圭一郎)

1987年富山生。工学修士。商社の開発営業職を辞めて、占いや相術を生業にしています。三児の父。本と旅とポケモンと文章を書くことが好きです。学生気分が抜けません。詳細はこちらから

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