何か抜けている人は柔らかくてうまくいっている人が多い

 

気学には良いことも悪い子とも動いてみないと分からないという言葉があります。

これは、量子力学のシュレティンガーのネコと同じ理論だったりします。

「箱の中には「猫が生きている確率」と「猫が死んでいる確率」が常に重なりあっていて、箱を開けてみないと箱の中のネコは生きているのか死んでいるのか分からない」というものです。

その空間と時間での組み合わせはある程度読めるというのが占いなんですが、全ての物質には粒子性と波動性が混在しているからやってみないとどの程度それが出るかは分からないという話なんです。

 

1月から3月は、転勤や環境の変化が多くなり、方位転居(引越し)の御相談を多く受けます。

皆さんから「良い方位」をよく聞かれます。もちろん、あります。

ただ、やはり時間と空間の組み合わせなので「完璧なタイミング」というのがなかなか取れなかったりします。

家の間取りや配置なんかはある程度改善方法はありますが、完璧にするには物理的にも経済的にも難しいことも結構あります。

 

 

良い方位じゃなかったらどうなるのか?

 

平行世界(パラレルワールド)を観測できる技術は今の僕は持ち合わせていません。

例えば「今年は北がいい」と分かっていて、南に引っ越しした場合どうなるのか?

同一人物が同時刻に北に移動した場合と南に移動した場合を厳密に比較することはおそらく不可能です。つまり良い方位をとったときと取らなかったときの厳密な比較ができないため正確に言うと「分からない」のです。

 

なぜこのような話をしたかというと…

時々「絶対○○には行かない方がいい!」という占い師さんや「こっちに行けば完璧ですよね!」とおっしゃられるお客さんがいらっしゃるからです。

完璧、絶対、というものは本当にありえるのか。僕はよくわかりません。占いの世界に「完璧」はあるのでしょうか。僕はないと思います。

そもそも「運がいい」ことと「幸せ」は直結しないと僕は考えています。その幸せが「繁栄」であるならば、お金や健康について占うことはできます。しかし、繁栄が幸せとも限りません。

 

ひとつの出来事には2面・2要素が内包されている

 

「占い師のくせに何ぬるいこと言ってんだ!」って思われるかもしれませんが、ひとつの事象には複数の面があって、それ以上でもそれ以下でもないと僕は考えています。

 

AさんがBさんに500円を渡す。

 

 

Aさんから見たら500円減っているわけですから、経済的には損ですし

Bさんから見たら500円増えています。

 

 

しかし、それと同時に、Aさんは500円玉分の重量が減って軽くなっているから、もしかしたら少し早く走ることが出来るかもしれませんし

 

空港の金属探知機にひっかからずに、ゲートをくぐれるかもしれません。

 

ある事象を「良い」ととるか「悪い」ととるかって、立場や見方によって変わってくると思いますし、「良いこと」も「悪いこと」も混在した状態で存在していると思うんです。

 

二つの要素をいかに受け止めるか

 

ごちゃごちゃお話しましたが…

・何が起こるかはやってみないと分からない

・何かが起こったとしても、それをどう捉えるかは無限の選択肢がある

・完璧、絶対、100%というものは存在しない可能性の方が高い
(「絶対は絶対存在しない」と言っちゃうと矛盾が生じるので)

 

結局何が言いたいのかというと、意外と適当な方がうまくいったり、妥協した方が良い方向へ転がったりすることもある…ということなんです。

占いをしていて思うことは、ちょっと抜けている、ちょっと何かが欠落している人の方が大きなことを成していたり、人が集まってくるように思えるのです。

 

 

あなたが求めている「完璧」は本当に必要なのでしょうか?

 

にしけい

 

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書いている

西田 圭一郎 (にしけい)

1987年富山市生まれ。化学系工学修士。商社の開発営業職を辞めて、占いとWeb開発などを生業にしています。趣味は読書と旅とポケモン。文章を書くことが好きです。三児の父。詳しくはこちらから。

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