「自分と異なる考え」も理由を深掘りするとだいたいは受け入れることができる。

 

手相占いの本をやったらめたら読んでいると

Aという線が出てきた場合、同じAでも、ある本ではB、ある本ではCという説明が書いてある。

こんなことがザラにあります。

同じ線でも占い師および著者によって表現方法や捉え方が違うんですね。

 

このときに「理由の深掘り」をしないまま放置しておくと、一方の主張のみを取り入れてしまい

結局のところAという線が何なのかイマイチよくわからないことになってしまいます。

 

なぜこの人は線AをBと捉えたのか?なぜCと表現したのか?

これを考えるだけで、非常に手相の理解度は深まりますし、言葉に柔軟性が増します。

 

理由の深掘りをしていった結果、僕は陰陽エントロピー手相術という概念にいきつきましたが

僕はこれをさらに深掘りする必要があると考えています。

 

(手相・気学教室の生徒のみなさんには僕が言った言葉に対して「なぜそう考えたのか?」を質問するよう口すっぱく言っていますが、なかなかできる人がいないので寂しいです。僕が成長できるチャンスでもあるので質問して欲しいです。)

 

理由の深掘りをすると相手を認めることができる

 

なぜ争うのか。

戦争を起こす理由を深掘りすると他の解決策が見つかるかもしれません。

 

お互いが素直に「利益が欲しいからです」と言えば

「ああ、自己利益の追求ね。確かに自分も利益欲しいもんな」と賛成するポイントが出てきますし

「じゃあ戦争じゃなくていいんじゃない?」という別の提案ができます。

 

ここで「神が滅ぼせと言うので戦争します」とか言うからややこしくなって「宗教=悪」の構図が出来ちゃうんでしょうね。

旧約聖書を書いた人は「え?戦争の理由にすんの?」と驚いているかもしれません。

 

占い業界にも「流派の対立」というくだらないものがあって。

「自分がやってきたことが最上だ」と謙虚さを失った占い師が引き起こしやすいです。占い業界以外でもあることなのでしょうけど。

 

例えば、気学アプリ開発の安達さんのツイート。

 

これは僕が学んできた気学では「八白土星は今年最悪の年」という判断なので、真逆の意見なのです。

ここで傲慢さが勝り、理由の深掘りをしないと

「こいつの流派は亜流だ!気学を全く理解できていない!」とお互いを批判し合い

最悪の場合人格まで否定し始め最終的に決裂します。

 

これが流派の対立ができあがるまでの流れです。

 

ちなみに僕はここで安達さんに質問と持論をぶつけてみます。

 

 

 

それに対する安達さんの回答です。

 

 

ここで僕は納得がいきます。

最終的な判断は「最高」と「最低」と真逆なのですが、そこに至るまでのプロセスが理解できれば自分の判断にも柔軟性が生まれます。

僕はこのやりとりで

先天定位は「言葉や無形物の良し悪しを判断する際の材料」
後天定位は「物体や有形物の良し悪しを判断する際の材料」

 

になりうるのではないかという新たな発想が生まれました。

 

八白土星の人は今年「形がないものはうまくいくけど、形があるものとは相性が悪い」

最初の北朝鮮のミサイルの件に関して言うと「恐喝」「交渉」はうまくいくけど「お金」「物質」は手に入らない。

つまり「イメージ」は植えつけられるけど、物質的な恩恵は受けにくいのかなと。これだと辻褄が合います。

 

僕に「発見」を与えるために北朝鮮はミサイルを飛ばしたのかもしれませんね。

 

理由の深掘りで柔軟に

 

ときどき裁判である「温情判決」というのが理由の深掘りの結果だと思うんですよね。

 

母親を殺した…

 

確かにこれだけ聞くと親不孝だ!悪魔だ!鬼だ!と思う人もいるかもしれませんが

 

理由の深掘りをしていくと、その行為をした人を認め許すことができるのです。

関連記事:温情判決<京都介護殺人>

 

相手の発言や意見に怒りや疑問を感じたとき

すぐさま「なぜですか?」と聞いてみると、新たな発見があるかもしれません。

あとは相手が生まれ育ってきた環境やルーツを辿ってみるのもありです。

 

ちなみに先ほどの安達さんとは一緒に神保町の古本屋に行くことになりました。

お互い嫌いになるなんて考えはこれっぽっちもありません。

 

「議論し合ったあとも仲良くできる人」って本当にかけがえのない存在です。

そういう人が増えるといいなあ。
 

にしけい

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書いている

西田 圭一郎 (にしけい)

1987年富山市生まれ。化学系工学修士。商社の開発営業職を辞めて、占いとWeb開発などを生業にしています。趣味は読書と旅とポケモン。文章を書くことが好きです。三児の父。詳しくはこちらから。

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