【サバイバル術】セミを捕って食べる人(セミナー)デビューしました。

 

僕には養うべき大切な家族が3人います。

彼らを守るためには、まず生き抜く必要があります。

明日から、家・仕事・お金がなくなったら、僕は家族を守っていけるのか。

極限の状態に陥ったときにも、ちゃんと家族を食わせていけるのだろうか。

 

そんな漠然とした途方も無い不安を抱えながら、僕はクーラーがきいた部屋でゴロゴロしながらスマホをいじっていた…。

外は、うだるような暑さ…こんなに暑いのに、公園のセミたちはミンミン鳴いて元気だなぁ…ポカリぐらい買ってってあげようかな…

と考えていたときに1つのツイートが目に飛び込んだ。

 

 

 

 

さすがはあの忍者…セミを食べようとしたのか…そして、びびってやめたんかいッ!

とツッコミながら、僕はLINEで忍者に話しかけた…

 

 

 

 

決まった!!

 

すぐに決まった!!

 

ニンニン!二つ返事!

 

 

この忍者、ノリよすぎる…!!

 

 

 

 

二人の三十路のセミ捕りがはじまった…

 

にしけい(セミとりのすがた)
あたま:むぎわらぼうし
ふく:てのティーシャツ
くつ:サンダル
ぶき:むしとりあみ

 

三十路と言えど、二人とも中身は小学生なので

まず、アミをもつとこういうポーズをとりたくなります。

 

 

 

 

みやゆうさんに至ってはアミまで自作してきました。

 

 

とりあえず、乾杯。

 

 

こうして、三十路のセミ捕り大会が幕をあけました。

 

 

なかなか獲れないセミ

 

公園内をインドア三十路のオッサン二人がアミをもって歩き回ります…

 

 

美容研究家忍者と究理占術研究家…。

 

「研究家」を名乗る、僕たち二人は基本的に涼しい部屋でブログばっかり書いているインドアオタクなので、かなり体にこたえます…。

 

「セミを食べる」ために、朝食を抜きに過ごしてきたこともあるでしょう。

なかなか思うようにセミが獲れません。

 

 

このままでは、家族を養えない。

今は人間として生まれてきたからいいものの、これがライオン界に生まれてきていたら

狩りができない僕ら二人は他のオスライオンがとってきた獲物のはじっこの固い部分を

申し訳なさそうな目をしながら、コソコソっとかじりつくような惨めな人生になるのではないか…。

 

 

狩りができるオスはメスにもモテて群をなし楽しく暮らしていけるものの

僕らインドアブログチームはライオン界では完全に負け組になってしまう…。

「セミを食べる」と張り切って公園まできたのに、まずそのセミが獲れない…

獲れ高の低い写真をブログにアップするわけにもいかない…。

 

 

 

1匹目の捕獲を皮切りに流れが変わる

 

小学生のころは虫かごイッパイに虫を捕まえるのなんて簡単だった気がしたんですが…

自分の体力・瞬発力・視力の低下っぷりに落胆しました。

ホームレスのおじさんに「そんな低いところにゃいないよ、はっはっは!」と笑われ

そのホームレスのおじさんが飼っている猫にも威嚇され…公園を2時間さまよいました…。

 

 

 

 

しかし、僕らは諦めなかった…

 

 

 

 

 

 

1匹目捕りました!!!!

 

 

こんなにセミが捕れて嬉しいことはなかった…!!

 

そして、なんやかんやで8匹のセミを捕ることに成功…!!

 

 

 

大人のセミ取りワンポイントアドバイス

・木にとまるセミを見つけるためにはけっこう集中力を使い、目と首が疲れる。

・セミは音に敏感で忍び足するときに腰にくる、腰痛持ちは注意。

・最近は意識高い系のセミが多いのか、とにかく(木の)上を目指すセミが多い。

・しかし、14時すぎると朝活で早起きした意識高い系のセミたちが疲れはじめる。

・朝活セミはやがて木の低いところへ下りて来るので、そのタイミングで捕獲。

 

 

実食!

 

セミを食べます。

 

【ここからは一部グロテスクな写真がありますのでご注意ください】

 

 

1.まずはセミの羽をとります。

 

 

 

2.油の中に入れて1分ほど揚げます。

 

羽を取らないものもそのまま揚げてみます。

 

 

 

油を切って完成です…!

 

 

今回はこんな調味料を試してみました。

 

 

 

羽根つきはカレー粉でおいしくいただくことにします。

 

いただきます!!

 

 

 

味は…

セミの頭の部分はカリカリしていて、エビの殻を食べているような感じでした。

 

2、3回噛むと、中からこれまた茹でたエビの身のような食感のセミ肉がドゥルッと出てきて、口の中に「セミ感」が広がります。

ココナッツっぽい風味で、少しクセがあるため、カレー粉よりもさっぱり系の味ポンが合いました。レモン汁があるとよかったかもしれません。

羽は最後まで口の中で残るので、できれば取った方がいいけれど、カリカリに揚げて塩をかけるとけっこういけました。

 

おそらく、エビが食べられる人ならだいたい食べられるはずです。

 

探偵ナイトスクープ食べ

 

みやゆう氏の記事でも紹介されている「探偵ナイトスクープ食べ」も実践してみました。

 

 

セミの羽と取り、背中を火で炙り、頭を取って食べる…

 

この調理法は非常に精神を削りました…

 

 

 

 

中身はこんな感じです…

 

(苦手な人は素早くスクロールしてください)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この食べ方で食べるとまた違った食感でした。

セミの筋肉の部分は、カニ味噌のような風味で、これも味ポンで食べると美味しかったです。

炙る時間は、セミの体から白い体液が吹き出したぐらいがちょうど良さそうです。

 

 

生き物に感謝

 

今回、セミを捕獲してその場で食べることをして強く感じたこと。

それは、僕たちは「命をいただいているんだな」ということです。

食卓やレストランやスーパーに行くと、当たり前のように牛や鳥の肉が出てきます。お皿やトレーにのったお肉たちは既に「加工された」ものであり、すでに「肉」の姿をしています。

もともとは「生き物」であり「命」だったものです。なのに、「殺す場」と「食べる場」があまりにも遠すぎて、「これは自分と同じように生き物だったものなんだ」という実感が湧きません。

「自分で殺してさばけるものしか食べない」という人たちもいますが、そういう人たちの気持ちがよくわかりました。

手に伝わる「生き物」の振動、ミーンミーンと鳴く、命の声。羽をむしりとる瞬間の、罪悪感。食べる瞬間の感謝の念。

最初はネタでやるつもりだったんですが、非常に学ぶことが多い経験となりました。たった3時間ほどなのに、どっと疲れました。命をもらうって本当はこういうことなんだと思います。現代社会は食べ物を獲得するのが「楽」すぎるんだなぁと実感しました。

 

「食育」とか「命の大切さ」を学ぶためのセミナーに行くぐらいなら

セミをとって、食べる「セミナー」になった方が学ぶことが多いと思います。

これから夏はセミナーのセミナーとか開講していこうかな。

 

にしけい

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書いている

西田 圭一郎 (にしけい)

1987年富山市生まれ。化学系工学修士。商社の開発営業職を辞めて、占いとWeb開発などを生業にしています。趣味は読書と旅とポケモン。文章を書くことが好きです。三児の父。詳しくはこちらから。

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