靴下の毛玉ぐらい地味なサブリミナルが日々を変える力になる

何気ないことが変化のきっかけになったりします。

どうしても占いというお仕事をしていると、「何か特別っぽいもの」を求められます。それは開運や運気を変えたい人たちもそうだし、そういったアドバイスを提供する側の人たちからも、何か「秘密のテクニック」みたいなものを求められます。

でも、実際のところですね、そういったものの効果は一時的・一過性なんですね。それで、一番危ないのが「変えた気になって、その後変化しようとしないこと」だったりします。やっぱり僕の中で「持続性」というものが大事なのではないかなと考えていますし、その持続や継続が一番難しいことだったりします。

確かに、ドミノ倒しの「最初のドミノをチョンと押すきっかけ」のようなものはありますが、それはもっと小さいドミノを倒し続けてきたときに起きる中間地点のようなイメージなんですね。どうしても最初から一気にドーンと全てを変えたい。簡単に状況を変えたいという風に考えてしまう場合もありますが、何度もいうように「特別なこと」「秘密のテクニック的なこと」ってほぼ意味がなくて、最終的に方法よりも「やるかやらないか」みたいな話になりますし、「やり続けるかどうか」が一番重要な気がしています。

どうしても「特別っぽいもの」は続きにくいんですね。あとは受け入れられにくいというのがあります。

例えば、「あなたの吉方位は南西なので、来月アフリカに行ってください」と言われても、ほとんどの人たちがそれを実行できないか、拒否すると思います。あまりにも無理なことだと、脳が拒否するんですね。なので、何かを変えるためのきっかけのようなものは「小さな力」で、「抵抗感が少ないこと」である必要があります。

ギラギラしていなくて、サラッとしているものです。トンカツラーメンではなく、薄めのほうじ茶のようなイメージです。溶け込んで馴染むものです。もちろんトンカツラーメンのほうがいいという人もいるかもしれませんが、どこかで胃に来てしまうんですね。

何気ないもの、情景に溶け込むようなもので、少しずつ自分の認識やイメージをズラしていく。サブリミナルのように、ちょっとずつ認識を変えていく。そのためには「特別で気合いが入ったもの」だと、ちょっとうまくいきにくいんですね。健康的に日に焼けた体育の先生のジャージみたいに、テロテロギラギラ感があるとだめなんですね。理事長がおばさんがつけているスカーフみたいに派手じゃだめなんですね。靴下の毛玉ぐらい地味かもしれないけれど、ちょっとした変化をもたらすことなんです。

なので、こう「馴染むこと」が大事だったりするので、馴染むためにも「自分ってどんな人となら馴染めるんだろう」「どんな場所なら馴染めるんだろう」と知っておくことは役に立つかもしれません。それを知るためには「馴染まないこと」をあえて挑戦してみることも大事だったりしますが、それはそれで特別っぽいことになるので、今日の趣旨とは逸れるので、一旦忘れてください。ピンクの公衆電話の存在ぐらい忘れてください。

にしけい

 

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書いている

西田 圭一郎 (にしけい)

1987年富山生まれ。19歳から手相占いを独学で始める。化学系工学修士。商社での開発営業職を経て占いを生業に独立。専門分野は手相・易・気学・家相・風水・墓相など。著書50冊以上、世界15カ国での実占経験。三児の父。

感謝の気持ちを込めて全国47都道府県で無料鑑定会を行います。ささやかながらお店や施設の宣伝もさせていただきます。

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