島根県松江市にある八重垣神社では、紙を池に浮かべる占いできるそうです。
紙の上に10円か100円を乗せて、それを池に浮かべて沈む速さや沈む位置で占うそうです。
拙者シンプルで原始的な占い大好き侍ですから、「これはやってみたい!」と思い、島根県にやってきました。
八重垣神社は松江駅からタクシーで片道2200円ほど、バスなら240円ぐらいです。何人かで行くならタクシーかレンタカーがおすすめです。
八重垣神社に到着しました。
まずはご挨拶をして、お守りなどが買える神札授与所で占いの紙を購入します。

白い紙に白マジックでメッセージが書いてあり、水に濡れるとメッセージが文字が浮かび上がります。簡単な仕組みですが、なんとなく神秘性っぽくて、ランダム性・エンタメ性があっていいですね。
卒業生や転勤になる同僚への寄せ書きも、厚紙じゃなくて薄紙にして文字が浮かび上がるスタイルでやるといいかもしれないですね。池の水ではなくお別れに悲しむみんなの涙で濡れると文字が浮かび上がるような演出ならなお良しです。
誰も泣いてくれなかったら冷や汗が出て、それで文字が浮かび上がってくるかもしれません。寄せ書きの内容を見て、違った意味での涙が出てくるかもしれません。水浮かび上がり方式ではなく、みかんの汁で文字を書いて、火で炙ると文字が出る演出もいいかもしれませんね。
ドラッグでなぞると秘密のメッセージが浮かび上がる白背景に白文字(黒背景に黒文字でしたが)というのはインターネット黎明期のテキストサイト運営者なら誰もがやったことあると思いますが、まさか島根の松江市まで来て、Yahooジオシティーズの思い出が蘇るとは思いもしませんでした。
ということで、いざ占いの池に向かいます!
「縁占い」ということで、恋愛的なものだけではなく商談やお仕事のチャンスも「縁談」として占えるようです。
占い方
1.占い用紙に100円か10円硬貨をのせ浮かべてお祈りする
2.用紙が早く沈む(15分以内)と良縁が早く、遅く沈む(30分以上)と縁が遅い
3.近くで沈むと身近な人と、遠くで沈むと遠方の人と結ばれる
さっそくやってみます!
まずは、100円玉で試してみます…!!





100円はものの数秒で沈みました!しかも近い!これは期待大です!
ちなみにメッセージは「待てば運氣向上す 西と南吉」でした!
待っていればいいそうです!
次は10円を試してみます!
1回目の占いで知りたいことは知れたので、2回目は比較実験のために浮かべてみます。



メッセージは「周りを見よ助けあり 北と東吉」とありました。
周りを見てみると、確かに観光ツアー団体客が押し寄せてきていたので、切り上げました。3分ぐらいは見ていましたが、沈みませんでした。願い事が特になかったことがバレたのかもしれません。聞きたいことがなかったので、しょうがないです。
100円玉と10円玉どちらが良い?
気になったので計算した結果を書いておきます…!
■100円玉
質量:4.8g
直径: 22.6mm
重力による力: 0.04704N
接触面積: 0.000401m²
圧力: 117.26Pa (1.1726N/cm²)
■10円玉
質量: 4.5g
直径: 23.5mm
重力による力: 0.04410N
接触面積: 0.000434m²
圧力: 101.67Pa (1.0167N/cm²)
100円玉は、10円玉の圧力の約1.15倍の圧力があります。つまり、100円課金したほうが早く沈みそうですが、圧力当たりの金額(圧力/金額)を算出してみると…
100円玉: 1.1726 Pa/円
10円玉: 10.1675 Pa/円
▶︎10円玉の方がコストパフォーマンスは約8.67倍高い
ということがわかりました!
ただ、100円玉の縁にあるギザギザが水の表面張力を破壊する効果があるそうなので、ギザ10 (製造ミスでギザギザがついた10円玉)を使う沈降速度は速くなりそうです。
重量配分・紙への水の浸透速度・表面張力との相互作用なども関係するため、用いる硬貨と配置場所や微力な水流などによっても沈降速度は変化しそうです。
コスト面と現実性を加味するなら、10円玉10枚を全体に配置した「10円玉連弾」や100円玉の上に10円玉を乗せる「複合型」が良いかもしれません。100円玉がエッジになり、その上から10円玉で追加圧をかけます。
あえて紙の端に硬貨を乗せることで、水が浸透しやすくなり、重さで片側から沈みやすくなる「窓際族の底力戦法」も有効かも知れません。世界の端っこから全体を引き摺り下ろすというのは、ちょっとしたカタルシスを感じられかもしれませんし、方向や方位などと併せて占うことが出来るかもしれません。このあたりは他の占いにも応用できそうです。
みんなは何も考えず
純粋に占いを楽しもうね!
待てば運気が向上するのに、紙もブログも強引に「落ち」にもっていく…
おあとがよろしいようで…
にしけい