【兵庫・神戸】六甲山へ龍の生写真を撮影しに行ったときの話

2021年に龍の生写真を撮影するために、六甲山を登った時のことを書いていきます。

勉強のためにとある神戸の占星術の占い師さんに占われに行った時のことです。

占いの内容は全く忘れてしまいましたが、「神戸の六甲山には龍の生写真が撮れる」という情報を教えてくれました。

その方が言うには、六甲山にはたくさん龍がいて、龍たちがたくさんいる「龍の巣」なるスポットまで上手く辿り着ければ、龍の鼻息が当たるぐらい龍に近づくことができて、写真にもはっきりと龍が映る…というのです。

その場所で龍の姿を見ながら龍の絵を描いた女性の話、そしてその絵が高値で取引されるような貴重な絵であることなど、占いよりも龍の話のほうが熱をおびていたので、僕は次に神戸に来た時は龍を探しに六甲山へ登ることを決めたのでした。

何よりも「龍の生写真」というワードが僕にとってパワーワードでした。「生写真」というと、アイドルや少しいやらしい雰囲気がする昭和の袋とじみたいな香りがぷんぷんしますが、そこに「龍の」がついた連体修飾語を僕は聞いたことがなく、非常に興味をそそられたのです。

 

龍の生写真を撮影するための準備

 

龍の生写真を撮影するためには何が必要なのか…?

 

写ルンです

 

生写真を撮影しなければならないので、スマホのカメラやデジカメではダメですから、まずは「写ルンです」をAmazonで5個購入しました。

 

 

スマホが普及した昨今、写ルンですってもうなくなっちゃったんじゃないかなと思ったのですが、普通に買えました。これは幸先がいいです。龍の生写真へ一歩近づきました。

 

龍と仲良くなりたい!

 

「龍がたくさんいる」と言っていたけれど、そんなに簡単に遭遇できるものなのか?

龍と会おうなんて人生で一度も考えたことがなかったのですが、当時の僕が悩み抜いた末に残したっぽい、「龍にきてもらうための作戦メモ」が出てきました。

 

 

当時の僕は龍のことを、地域のお祭りで忙しく酒を注いでまわりながら幹事をつとめるおじさんとでも思っていたのでしょうか。

神戸の占い師さんが確か、「龍は時速3000kmで空を飛びまわる!!」というようなことを言っていたので、その情報をもとになるべく早く食べられるウィダーインゼリーのようなものがあれば、仲良くなれるかなと考えついたのだと思います。

なるべく調達難易度が低いもので、なおかつ龍へ最大の配慮をした結果がこのチョイスなのだと思います。これならコンビニで買えますから、当日寝坊して準備が間に合わなくてもなんとかなりそうです。我ながらグッドアイディアです。ちなみに当日は何も持たずに行きました。

 

いざ六甲山登山へ!

 

ということで、バスに乗って六甲山を目指します。

 

 

 

しばらく、市街地を歩いていきます。

 

 

情報によると、「龍の巣」があるとされるのは「五助ダム」付近らしいです。

 

六甲山はトレッキングコースとしてもちょうどよくて、そこまで険しくない道のりが続きます。

 

 

この日はちょくちょくトレッキングしている方々とすれ違いました。

ご夫婦で六甲山を登りにきている方もいれば、アウトドアが好きな観光客っぽい女性たちや、親子で六甲山のハイキングを楽しんでいる方もいました。

五助ダムに少しずつ近づき、鉄塔のようなものが見えてきたところで、写真を撮り始めました。

ニューデリー駅でチャイを売る人たちが「チャーーイ、チャイチャイチャーーーイ」と歌い上げるようにお客さんを呼んでいたことを思い出して、僕も「リューーウ、リュウリュウリューーウ」と龍を呼びながら写ルンですで写真を撮りまくりました。

 

 

旗をもってきたので、何をやっているのか一目瞭然だったので、周囲に不信感は与えていなかったと思います!

すれ違う人たちに毎回「旗になんて書いてあるんですか?」と質問されたので、「龍の生写真を撮影しているんですよ」と答えると、「おもろいね」「撮れるといいね」と優しい言葉を投げかけてくださいました。関西の方のノリの良さにありがたみを感じました。

 

途中で澄んだ色をした池を見つけたので、休憩がてら写真を撮りまくりました。

 

 

スマホや一眼レフのカメラで撮影してみましたが、龍が写っている気配かどうかわからなかったので、とりあえず龍がいそうなところを写ルンですで撮影しまくりました。

 

五助ダムに到着

 

龍の巣があると言われる、五助ダムに到着しました。

ここでは写ルンですで可能な限り撮影しまくりました。とにかく龍の生写真が撮れることを祈ってひとりシャッターを切りまくりました。

 

 

五助ダムとにしけい

 

この日は五助ダム付近は人があまりいませんでしたが、龍とのツーショットを撮りたかったので、すれ違ったトレーニング中のお兄さんに撮影を頼みました。

なんやかんやで撮影しながら登っていたので、15時ごろをまわっていました。

 

雨と夕暮れが近づいてきたので下山

 

もうちょっと山頂付近へ行こうかなと思っていたのですが、道が険しくなってきたのと、小雨が降ってきて、夕暮れが近づいてきたので下山することにしました。このときは16時ごろだったと思います。

 

下りはけっこう急斜面です

 

謎の老夫婦

 

龍の生写真が撮れたかどうかはわかりませんでしたが、とりあえず下山することに。

急な斜面を下りて少し歩いたところで、遠くに人影が見えました。

その人影はだんだん近づいてきて、すれ違うころには「老夫婦」だということがわかりました。

すれ違う人たちには必ず挨拶をしていたので、同じように「こんにちは〜」と挨拶すると、老夫婦はにこやかに「こんにちは」と挨拶を返してくれました。

そのときは特に何も思わなかったのですが、すれ違ってしばらくしたあとにおかしなことに気がつきました。

 

あれ?あの老夫婦、これから山に登るの?

それなりに体力のある僕でも今から頂上を目指すのは危険だなと判断して引き返してきたのに…あの道を老夫婦はこれから登るの?危なくない?

 

 

そして、もうひとつおかしなことに気づきました。

老夫婦は、おばあさんが車椅子に乗り、おじいさんがそれを後ろから押していました。

にこやかで、幸せそうなお二人でしたが、明らかに山に登るような格好じゃなかったんです。

 

これまで、すれ違ってきた老夫婦やトレッキングをする人たちは動きやすい登山をするための格好をしてました。

しかし、その老夫婦はこれからパーティに出かけるような礼服のようなものを着て、荷物も車椅子のおばあさんの膝にちょこんとバックが乗っているだけでした。おばあさんも綺麗にお化粧をされて、ドレスのようなものを着ていて、すごく上品な印象でした。

あれって、明らかに登山に行くような格好じゃないよな??

 

AIに描いてもらった老夫婦のイメージイラスト

 

あの老夫婦は何者だったんだろう…?

もし同じような体験をしたことがあるという方がいたら、何か情報を!!

 

 

龍の生写真は撮れたのか?

 

映ルンですをすべて現像に出し、全て写真を確認したのですが「龍っぽいもの」は肉眼では全く確認できませんでした。

龍の生写真は撮影できなかったのです…

しかし、知り合いの霊や龍が見えるという方に写真を見せてみたところ、「ここに写ってるじゃん」と当たり前のように言われ、「これとこれとこれには写ってる」とはっきりと言われました。

僕にはわからなかったのですが、いちおう「龍が写っている(らしい)生写真」を上げておきます。

生写真をスマホで撮影すると生写真ではなくなってしまうので何とも言えませんが、この写真の中に龍は見えます??

 

 

 

 

 

 

結論

 

・僕には龍が見えませんでした

・見える人には龍が見える写真が撮れたようです

・不思議な老夫婦に出会ったことのほうが印象的でした

・六甲山を登山されていたみなさんが心優しい方ばかりでよかったです

 

コロッケと魚肉ソーセージがあれば、もっと龍がなついてくれたかもしれません。

機会があれば、また「龍の生写真」に挑戦してみようと思います。

 

にしけい

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書いている

西田 圭一郎 (にしけい)

1987年富山市生まれ。化学系工学修士。商社の開発営業職を辞めて、占いとWeb開発などを生業にしています。趣味は読書と旅とポケモン。文章を書くことが好きです。三児の父。詳しくはこちらから。

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