短期間で事故やトラブルなどで何度も車を買い替えるとき

半年〜1年のあいだに何度も車を買い替えるような事故やトラブルが起きると、お祓いや厄年などのことを考えると方もいるかもしれません。「今年はついていない」とか「運気が悪い時期だから」といった具合に、それっぽい理由を作って納得させて、済ませようとする。でも、また繰り返してしまう。なぜなのでしょうか?

車の事故やトラブルが起きる時、必ず「背景」があります。

・急いでいた
・焦っていた
・別のことを考えていた
・ボーッとしていた
・寝不足だった
・イライラしていた

これらの状態に至るのは一時的に見えるかもしれませんが、やはりこれらにも「背景」があります。

・仕事に追われている
・家族とケンカばかりしている
・何かうまくいかないことが続いている
・満たされない気持ちがある
・漠然とした寂しさや不安が常にある

 

こういった背景、言い換えると「無意識にやってしまっている習慣」の積み重ねによってトラブルは起きてきます。「一事が万事」といいますが、何かが起きるとき、その人物はそういったトラブルが起きやすい場(背景)に居続けている場合が多いです。

そのため、その背景(場)を変えない限り、車種を変えても、車の色を変えても、車のナンバーにこだわっても、神社で厄除けに行ってもあまり意味がありません。

 

 

ガスの元栓が閉まっていないと、ガス漏れが起き続けてしまうように、大もとの要素が何なのかを省みて、その要素を変えない限り同じような結果を招いてしまうのです。車の事故や修理は保険があるとは言え、出費は出費です。多くの方が一度目の事故やトラブルが起きた時点で、「背景」に目を向けて何かを変えようとします。

事故やトラブルが背景を変えるためのきっかけになります。しかし、そこで「背景」に目を向けずに、冒頭に書いたような「厄年だから」「神社にお参りにいっていなかったからだ」といった、それっぽい理由で片付けてしまうと、同じようなことを繰り返してしまいます。

自分のことは自分では気づきにくいです。日常の積み重ね、無意識的にやっていることだったりするので、本人にとっては「当たり前」とか「これぐらい大丈夫でしょ」という感じかもしれません。しかし、背景を変えないと車を何台ポシャっても同じようなことを繰り返します。

 

 

これは車の事故以外にも、人間関係のトラブル・恋愛傾向・仕事のやり方などでも同じようなことが言えます。トラブルや事故が起きたとき、うまくいかないときのほうが自分にとって重要で学ぶべきものがたくさんあります。ピンポイントで自分にとって必要で有益な情報をくれます。ちょっとしたことの積み重ねなのであれば、ちょっとしたことを変えるだけで流れは変わっていきます。そのためにはまず核となる「背景」に気づく必要があります。

新車を買ったり、車を選ぶのも楽しいかもしれませんが、少し離れたところから観察する必要があります。身内だから気付けないこと、他人だから気づけることもあるよなぁ、とよく思います。

にしけい

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書いている

西田 圭一郎 (にしけい)

1987年富山市生まれ。化学系工学修士。商社の開発営業職を辞めて、占いとWeb開発などを生業にしています。趣味は読書と旅とポケモン。文章を書くことが好きです。三児の父。詳しくはこちらから。

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