【出会いたい・出会いたくない】出会いをコントロールする方法

図書館で本を取ろうとしたら手が触れ合う。
廊下でぶつかる。
車が衝突する。

記号で表現すると →← という状態です。

英語の close も「閉じる」と「近づく」と言いますが、同じ記号で表現できます。

異なる存在が特定の時間と空間に向かうことで、ぶつかる・接触する・衝突する ということが起きます。

「あの人がむかつく」とか「意見がぶつかる」といった状態は、意見が対立しているわけではなかったりします。

物理的な衝突は「向かっている時空間座標が同じ」ときに発生するわけですから、小競り合いや意見のぶつかり合いも「向かっている点が同じ」で、尚且つ「近くにいる」ことになります。

近くにいて、向かっている点が同じということは、類似している可能性が高いです。

例えば、あなたはタンザニアでシマウマを追いかけるライオンと衝突する可能性はあるでしょうか。ほとんどないと思います。それは「近くにいない」「向かっている点が同じではない」からです。

もし、あなたがタンザニアのシマウマを追いかけ続けていたら、いつかはもしかするとライオンと衝突するかもしれません。「これは私の獲物だ!」と怒り散らす日がくるかもしれません。しかし、そこに向かわない限り、ライオンとの衝突が発生することはないでしょう。

対立構造が発生するというのは、その時点で特異的な場になっています。特異的な場というのは「方向性」と「座標」が限定的という状況です。

占いの中で「戦争の敵」と「恋愛の相手」は同じような捉え方をする場合があります。どちらも方向性と座標が近似しているときに発生します。

あなたはどのような人と接触したいですか?
どのような人と接触したくないですか?

衝突のメカニズムは「座標」と「方向性」によって変わります。

自分の座標は「今いる環境」です。自分の方向性は「日々の行動」の中に現れます。この仕組みを理解して行動すれば、あなたが接触する人は変わってきますし、あなたが接触している人がどのような人なのかを分析すれば、今のあなたの座標と方向性が見えてきます。

タンザニアのライオンと衝突するには、まずタンザニアに行くしかない…ということが自ずと分かるように、座標と方向性が分かれば、何をすれば良いのかが自然と分かってくるはずです。

衝突によってイライラしたり、不安になったり、「ただネガティブな気持ちになって終わり」というのはもったいない話です。せっかくなら、その衝突を自分の座標と方向性を分析する材料にして、明日の自分を変えるために活用してみてはいかがでしょうか?

 

にしけい

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書いている

西田 圭一郎 (にしけい)

1987年富山市生まれ。化学系工学修士。商社の開発営業職を辞めて、占いとWeb開発などを生業にしています。趣味は読書と旅とポケモン。文章を書くことが好きです。三児の父。詳しくはこちらから。

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