この記事では、花札占いの始め方から上達のコツまで、初心者でもすぐに実践できる方法を解説します。花札占いの歴史、特徴、具体的なやり方、おすすめの花札の選び方まで、占い師にしけいが詳しく紹介します。
花札占いは世界中から注目され始めています
花札占い入門編、花札占い応用編と花札占いの書籍を出版しました。全国から占い書籍が集まる占い書籍専門店「鴨書店」様でもお取り扱いがスタート。国会図書館にも納本され、Kindle版も発売しております。
最近はVtuber・ライバー・配信者の方でも花札占いで生配信されている方も多いらしく、本を読んでくださった10-20代の方から花札占いについての質問やお問合せも頂くようになりました。
花札占いは華がありますし、最近はいろんな花札が出ています。和柄は昔から根強い人気があり、僕がエジプトで花札占いをした時は「札の絵柄」に皆さん興味津々でした。

花札占いの歴史
花札占いは他の占術に比べると、歴史が浅くほとんど体系化されていない占いと言えます。
花札自体が200年ほどの歴史と浅い上に、途中法律などで禁止されていたこともあり「花札を使って占った」という書物や情報がほとんど残っていません。
「やられていたこと」は確かなのですが、誰がどのように何を目的に占っていたかなどはわかっていません。伝統やまとまった体系がほとんどありません。
花札のアンダーグランドさも相まってなのか「花札占いの元祖です」と名乗る人はほとんどいないため、「自分が元祖です」という人が出てきたら疑わしいぐらいです。一言で言うと謎多き占いです。
ただ、花札自体「運をはかるため」のゲームだったこともあり、花札で運勢を見るというのは理にかなっているように見えます。
「花札占い入門編」より引用
資格や協会は必要ありません
それゆえ、花札占いの元祖、大家、総本山といったものがありません。
今後「花札占い協会」の様なものが出てくる可能性は十二分に考えられますが、資格やライセンスなどがなくても楽しめる・お仕事にできるのが占いの良さだと思いますので、特に気にしなくていいと思います。
占術には特許も著作権もありませんから、本来自由に使っていいものだと僕は考えています。
監修や開発のご依頼は頂きますが、基本的には「誰の権利だ!」というものはないので、好きに遊んだり、占ったりしてみてください。
後述しますが、花札占い自体「縛り」無く自由に占ったほうが真価を発揮する気がします。
花札占いの特徴
そんな人々を惹きつける不思議な魅力がある花札占いですが、様々な占いを研究している僕が気づいた特徴は…
・気持ちを占うことに長けている
・恋愛やお金やお仕事など一発勝負を占う際によく当たる
・長期的なことよりも目の前の今を知りたいときによく当たる
・自分について占いたいときに役に立つ
といった点が挙げられます。
花札占い応用編の中でもご紹介していますが、エジプトの入国・帰国時などのPCR検査など「ここぞ!」という時に真価を発揮してくれる占いだと思います。

また、あんまり考えない方がよく当たります。
質問や聞いてみたいことが定まったら、1枚花札を引けばスパッと答えが出てきます。
花札占いのやり方
花札占いは大まかに分けて2つの占い方があります。
絵柄から占う

絵柄から受けるインスピレーションで占っていく方法です。
感覚からの方が言語化しやすい人はこの占い方のほうが向いています。
過去にマリオ、ポケモン、ジョジョ、ドロヘドロ、鬼滅の刃、カービィなどのキャラクター花札で占っていますが、特定のアニメや漫画の絵柄からのほうがインスピレーションを受けやすい人は、感覚で占っていくのもありでしょう。
システムを使って占う
花札は12ヶ月の季節の循環を花の絵柄で表現しております。
感覚で読み解くのが苦手、インスピレーションが湧かない、占いにブレが出やすい、そもそも占うのが初めて…という方はこの花札の季節の循環の仕組みを使った方が簡単かもしれません。
今自分が占っているテーマが春頃なのか、冬頃なのか…勢いは強まるのか、弱まるのか…
こういった月や季節のイメージから、占っていく方法(月別連想法・発展収束法)がシステムを使った占い方です。
今のところ、花札占い入門編を読んでくださった方を観察していると、入門編の12ページの図だけでもセンスの良い方はすんなり花札占いをモノにされているようです。
それぐらい仕組み自体はシンプルですし、一度季節の花が頭に入ってしまえば、簡単に占うことができます。
上達のコツ
著者の偏った経験則になってしまい恐縮ですが、花札占いの札はかなり素直にストレートに出ていることが多いです。
「絵柄」でストレートに表現してくることもあれば、スタンダードな花札でも季節や花のイメージが状況をそのまま表すように出ていることが多いです。
花札占い応用編より引用
・「見たまま」「直観」で占ったほうがスパッと当たってきます。
・あまりあれこれ考えるよりもスピーディに占う。
・あまり知識を詰め込みすぎず、無意識的に言葉にしてみる。
・1回1回の占いをリセットして新たな気持ちで占っていく。
また、もともと賭博のために作られたこともあるのか「一発勝負」感が強いほうがよく当たります。
何枚もダラダラ引き続けるよりも「1枚で答えをはっきりさせてやる!」ぐらいの気持ちで、シンプルに1枚引いた方が当たってきます。
タロットカードなど他のカード占いには「スプレッド」という複数のカードを並べる手法がありますが、どうも花札占いはそのような「複数のカードで総合して占う」という方法は適さないようです。(あくまで著者の所感です)
恋愛・勝負事・短期でスパッと結果が出るようなこと・欲望・人の気持ちを占う際は非常に役に立ちますが、変化が起きにくく曖昧なテーマや長期的なテーマを占うとはずれることがよくあります。
花札占いの勉強の仕方・練習方法は?
これは他の占いでも言えることですが、とにかく占うことです。
「泳げるようになりたい」といって「水泳の本」をずっと読んでいても、いつまで経っても泳げるようにはなりません。とにかくプールや海に飛び込んで泳ぐしかありません。
花札占いノートをつけよう
自分で「花札占いノート」を作って、以下の項目を淡々と記録して「感覚を蓄積させること」が大事です。
・占った日
・占ったテーマ
・出た札
・結果
中には当たっていないものも出てくると思いますが、何度もやっているうちに精度や解釈が変わってきます。どんどん実占を積んでいきましょう。
実占例から学ぶ
実際の占い例を見て学びたい方には、「花札占い 実占解説編」シリーズがおすすめです。
[花札占い 実占解説編 一の巻]
[花札占い 実占解説編 二の巻]
[花札占い 実占解説編 三の巻]
[花札占い 実占解説編 四の巻]
ただ、全くよくわからないという方はまずは「花札占い入門編」と「花札占い事典」をご一読いただければ、仕組みや占いのやり方が簡単に理解できると思います。
何よりも楽しむことが大事だと思います。
花札は絵柄がいろいろあるから選んで遊べる楽しみがあるよね。花札占いデビューされた方、される方から「どんな花札を使ったらいいの?」とご質問をよく頂きますが、どの花札を選ぶか…というところから占いが始まっていると思いますので、いろいろ試して遊んでみてください。絵柄にも人柄が出ます🎴
— にしけい (西田 圭一郎) (@nishikei_) August 3, 2022
オンラインで学ぶ
これまでに何度も開講してきておりますが、花札占いのオンライン講座も開講しています。
どちらも動画視聴で受講できます。
今日の花札占い(無料占い)
言葉のチョイスなどに迷ったら「今日の花札占い」というものを作っておりますので、ご参考になれば🙇
↓こちらのアイコンから飛んで「占う」を押せば、結果が出ます。
花札占いに関するよくある質問
Q1. 花札占いは初心者でもできますか?
はい、できます。花札占いは直感を大切にする占いなので、むしろ知識がない状態のほうがスパッと当たることが多いです。
Q2. どんな花札を買えばいいですか?
スタンダードな任天堂の花札から、キャラクター花札まで、自分が直感的に「これだ!」と思ったものを選ぶのがおすすめです。絵柄選びから占いは始まっています。
Q3. 花札占いが得意な占いテーマは?
恋愛、仕事、お金など目の前の具体的な悩み、人の気持ち、一発勝負の勝敗などを占うのに適しています。
Q4. 花札占いの資格は必要ですか?
花札占いに公的な資格はありません。誰でも自由に学び、楽しむことができます。
Q5. タロットカードと花札占いの違いは?
花札占いは1枚でスパッと答えを出すのに適しており、複数枚を展開するスプレッドには向きません。また日本の季節感を活かした占いです。
今日から花札占いを始めてみましょう
花札占いは、特別な資格や知識がなくても、今日からすぐに始められる占いです。まずは自分の好きな花札を1つ選んで、気になることを1つ占ってみてください。
占いの記録をつけながら実践を重ねることで、どんどん精度が上がっていきます。
花札占いが皆さんのお役に立てれば幸いです。
にしけい





