測字占法という占術をご存知でしょうか。昨今はパソコンやスマホで文字を入力することが多くなりましたが、多くの人々が筆で字を書いていた時代に活用された占術です。現代では測字占法で実占している人はめっきり減ったものの、相術的にも卜術的にも非常におもしろい要素があるので、これをご紹介すると同時に「活用方法」をお伝えしたいと思います。
測字占法にもいろいろな手法があって、偶然書いた文字からビブリオマンシー的に占う手法や、偶然書いた文字+現象を併せて占う手法があります。字の形を見る相術的な使い方もできれば、字義から占う(「羽」という漢字を書いたのあれば「この先羽ばたくよ〜」みたいな)方法もできますし、「書く」ことで占われる人物の参加度も高く、おまじない的なエッセンスも含まれた懐の広い占術です。個人的には「字」と「現象」を組み合わせて連想させる観梅測法が非常に好きです。
測字占法を相術的な応用をすると「筆跡鑑定」になります。筆跡鑑定は書籍が多いようで意外と少なく、これも実践で使っている人が少ないですが、やはり字は情報を多くもっています。筆跡鑑定はどうしても「吉相字」「凶相字」といった二項対立的に羅列している入門書が多く、そのロジックについてまで言及している書籍となると本当に数少ないです。しかし、仕組みとしては相術ですので、他の相術と相入れる部分が多分にあります。印相や地相に近い部分があるなと個人的に感じていますが、このあたりもロジックを解説させていただければと思います。
また、同講座内で墨相についても解説していきます。昔から「墨色」(墨のかすれ具合や滲み具合)を見て占う手法がありました。これは術者によるのですが、墨相は測字占法よりも「卜術」寄りで、なおかつ感覚やインスピレーションを使っているようです。国内の占術だと画相、海外だと紅茶占いやコーヒー占いに近いものがあります。
僕自身非常に「字」というものが好きだったのですが、最近水墨画教室に通うようになり、実際自分が「墨」と「水」という非常にシンプルながらも深淵なその世界を体験してみて、より墨相に興味が湧きました。筆はおろか自分の手で文字を書かなくなった今だからこそ「特別な意味」をもつ占いなのではないかと考えています。海外でも一定数「漢字かっこいい!」と感じる人もいますし、グローバル路線を考えている占い師さんにもオススメです。
水墨画教室の先生にお尋ねしたところ、まだ小学校の冬休みの宿題で「書き初め」があるらしく、年末年始は「筆」や「文字」に触れ合う機会が比較的多いことから、年の暮れでバタバタするものの12月下旬に開講する運びとなりました。
測字占法・筆跡鑑定・墨相ともに「相術」と「卜術」が融合した非常にオーソドックスながら卜相のエッセンスを学びとるには有用性の高い占術だと思います。もちろんここに「暦」を合わせることで、時期や予測にも用いることもできます。
講座内では「来年の抱負」をバシッと書いて頂き、それをもとに2021年はどうなるのかをご自身で占ってもらう&解説させて頂こうと思います。
習字セットがなくても構いませんが、筆ペンや太めのペンがあればより講座を楽しめると思います。今回の教室も「知る」と同時に「活用する」に重点を置いてお話させて頂きます。
測字占法・筆跡鑑定・墨相講座詳細
■日時:
2020年12月27日(日) 14:00-17:00(予定)
■受講形態:
・録画動画受講
現在動画講座のみ受講可能です。
お申し込み
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