再来週ぐらいにこういうイベントに登壇することになったのですが
話切れるかわからなかったので、先にブログに書いておきます。
あの、僕も最初から占い師になろうとか、これで食っていこうとか思っていなかったのです。
最初はとりあえず「本に書いてあることが本当なのか確認するためにデータを取らなくては」と思い立ち、いろんな人の手相を見漁っていました。
で、無料で手相をみているうちにチラホラ「お金もらってやっていいんじゃない?」という感想をくださる方が出てきまして。
そ、そうか、それならお店みたいなのをやってみるか…ということで、名古屋の納屋橋夜イチというところに出店したのがプロとしての始まりです。
最初は500円いただきながら活動していました。
それで何回かやっているうちに、そのお店に行列ができたり、またまたありがたいことに「もっと値段あげたら?」と言ってくださる方がチラホラ出てきて。
そんなお声をいただくたびに「え?本当に値上げしていいの?これで大丈夫なの?」と葛藤しながらも値段をあげてきまして
それでもやっぱりたくさんお声がけいただくようになって今の価格帯になってきたのです。
なので、「占い師になりたい!」と非常に能動的かつ積極的に動いてきたかというと、実はそうでもなくて
「人に言われて」お金をいただくようになりましたし、「人に言われて」金額を上げてきました。
なので「占い師になりたい!」という方は、とりあえず動いてみて「自然と増えてきた声」を素直に受け止めていれば、よくわからない根拠のない自信から暴利をむさぼるということもしなくなると思います。
今では当たり前のように毎日教科書づくりをしていますが、手相教室や気学教室も友達から「教えてほしい」とリクエストがあったので始まったものなので
本当に「僕からやりまーす!」とか張り切って開催したものはセミを食べようセミナーとかそれぐらいで、やっぱりそういうリクエストがない企画はコケがちなので、何か要望があればそれに応じて動いた結果、今があります。
僕は手相教室や気学教室にこられている方々でプロになりたいという方がいたら、いつもどんどんやってみたらいいんじゃないですか?と話しています。
成長のためには背伸びも必要ですし「プロとしてやってみたい」と発言する以上、それなりに勉強するでしょうし。気合いが入ります。
あと一度現場に出て痛い目を見ることでまた勉強しようという謙虚さにつながりますから、現場に出るのはプラスしかありません。
実際僕も最初の方は本当にお客さんを怒らせたり、悲しませたり、そんな経験から少しだけマシになりました。
今もまだまだ至らないところがありますが、やっぱり現場に出続けていないと、本当にすぐにダメになります。傲慢になったら終わりです。
占いのお仕事と恋愛はちょっと似ていて、とりあえずいろんな人と付き合ってみないと自分がどんな人なのか、どんな特性があって、どこがダメなのかがわかってきません。
失敗と言ってしまえば失敗なのですが、そこでくよくよして終わりではもったいないです。次につなげるためには、やっぱり占い続けないと失敗を生かせないわけです。
話を戻しますが、とりあえず占い師になりたい人は、人を占ってください。
そのときの占った側の技量とか人柄に価値があれば、そこに自然とお金が発生しますし、無料でも価値がないものは価値がありません。
無料でも楽しくて、占い好きでやめられないということであれば続きますでしょうし、お客さんに怒られたり、占いの内容に苦情をつけられてもういや死にたいと、立ち直れないようであれば占いは趣味でいいかもしれません。
個人的にはお金を頂けるようになってからのほうが、好きに占いの本を買ったり、講座を受けられるようになったので、上達度合いは高まったと思います。あとは覚悟が決まるというか、気合いが入るので、1人1人真剣にお仕事できるのもあると思います。
無料だから手を抜いていたというわけではないのですが、お金をいただくのといただかないのでは全然違います。それはお客さん側も同じです。
というわけで、占い師になりたいのであれば、とにかく占いまくるしかないと僕は思います。
あとは自然と結果や対価がついてきます。
中止になったセミセミナーのように肩に力を入れなくていいのです。自然の流れに身を任せる感じです。
セミセミナーのように自分よがりになってはいけないのです。
なんであんなにコケたんやろセミセミナー
にしけい