その人がどういう物件や土地に引き寄せられているか…反応しているか…というのはけっこう重要な情報でして。重いんですね。自分がこれから住む場所だったり、それなりのお金を投資するわけですから、意味としては重いんですね。
おそれが強い人が引き寄せられる物件や土地というものがあって。あー…この物件を引くってことは、この人は今、神経質になっていて、恐怖心が強いんだなあ…というのが如実に現れるんですね。ローンが組めるかどうかギリギリだったりとか、収入面やお仕事の面で「もうあとがない」「早く選ばないと」と思い込んでいる状況だと、けっこう露骨にそういう物件を引いちゃうんですね。引いちゃうというのは「反応しちゃう」ってことなんです。
おそれ以外には、「安心したいんだな」とか「今は人と会いたくない時期なんだな」とか「もう離婚したいんだな」とか、そういった無意識の声が物件や土地に現れるんですね。ある意味これも表現活動の一種で、絵を描くのと同じなんですね。何かに強く反応した結果の表現物が「物件」とか「土地」なだけなんですね。しかも、表現するテーマが「これからの自分の居場所」だったりするので、まぁー重いっすね。
何を正解とするかはケースバイケースですけど、住居に関しては「継続するかどうか」という軸で判断していくことが多いですね。その人が体調を崩したり、仕事がうまくいかなくなるような土地や物件を選んでしまっても、また簡単に引越しすることができればいいんですけど、そうじゃない場合もありますからね。住居は慎重に選んだ方がいいなと思います。
「どんなものを食べるのか?」「どんな服を着るのか?」と同じで、どんな場を選ぶかによって、それに沿ったあなたの未来が作られていきます。
何に反応しているか?どのような場に反応して選ぶのか?
そこに「あなたの今」と「この先」が凝縮されています。僕はただそれを見させてもらっている…という感じです。
にしけい