トルコのコーヒー占いの体験を機に「占いのローカライズ化」の重要性を再認識しました。
数々の占いがありますが、占いに使う道具はその土地で身近で手軽に調達できるものがよく用いられます。
日本にも数多くの「ローカル占い」がありますが、もっと身近な占いがあってもいいのではないかと考えコソコソ調べたり研究したりしてきました。
ということで、そのうちのひとつ「みかん占い(オレンジマンシー)」の講座を開講することにしました。
みかん占いとは?
「みかん占い」とは読んで字のごとく「みかんを使った占い」です。
仕組みとしては卜術(偶然出たシンボルを取り扱う占い)・相術(五感で観測したシンボルから占う)です。
基本的に僕にしけいは「すべて相術だと思っている」ぐらい相術ばかりやってきた相術オタクです。なので何か観測可能な現象があればすべて占いの材料にできます。
冬になると足が黄色になるまでみかんを食べ続けるぐらいみかん好きなのですが「みかんで占うことができたら…」と思い立っていろいろ試行錯誤してみた結果
みかんは占う材料としては非常に優秀だということがわかってきました。
「みかんの皮をむいて食べる」という何気ない行為が非常に相術的なシステムにマッチするのです。
みかんは冬の季語でもあり、年の暮れごろに旬を迎えます。そして冬を暖かい屋内で過ごすことが多い日本人はみかんをよく食べます。特に帰省や自宅でホッとしている時間が長い年末年始はよく食べます。
年末年始は「来年の運勢はどうなる?」とか「今年はどんな1年になりそうか」といった「占い」が話題に上がりやすい時期です。
そんなときにテーブルの上に置いてあるみかんで気軽に占うことができたら…普段の何気ない会話もちょっと盛り上がるかもしれません。
もちろん「余興的」に使うだけではなく、しっかりとした仕組みを構築したので、占おうと思えばかなり深く占うことができます。みかん1個でいろいろなことがわかってきます。
みかん占いは日本人に適した占い
みかん占いは日本人に適しています。なぜならみかんの「違い」がわかる人が多いからです。
手相や人相といった「相術」の第一歩はまず「違い」を認識することなんです。そのためにはある程度、対象物に対して継続的に「観察」し「経験値」を蓄積することが大事です。
みかんを食べる際に「甘いもの」や「好みの味」を見分けようと、触ったり、観察したりしている人…多いと思います。つまり「みかん」を対象物として占う上ではそれだけで日本人は優位性があります。
また「触覚」と「味覚」を使った相術は他に例が少なく、最悪目が見えなくなっても占うことができます。
みかん占いでは何がわかるか?
今回みかん占い講座でお伝えする内容は…
1. YES/NO疑問文に答える(基本的質問)
2. 恋愛や仕事といった他者との相性を占う(相性診断)
3. やりかけの仕事や達成しようとしてる課題がどうなるか?(具体的状況分析)
4. 今月の運勢は?来年の月ごとの調子はどうなるか?(バイオリズム/時期選定)
5. 他占術変換例(相術⇔他占術)
という感じです。
迷ったときに「気軽に占う」というものから、普通に占い師さんが実践でも使えるガチなものまで応用範囲が広い占術です。他術変換可能なので、かなり応用の幅が広がりますし、既に習得されている占いと併用することも可能です。
特に「みかん」は「酸味」が強く、酸味は五行では「木気」の味覚になります。「木気」にはいろいろな意味がありますが「新しいことを始めたい」とか「結果を出したい」というテーマを占うには象意としてもってこいです。
みかん先生からいろいろ教わって、より楽しく豊かになるお手伝いになればと思います。