梅花心易は易のなかでもルールや暗記する要素が少なく、シンプルでわかりやすいです。特殊な道具も使わず、生年月日や手相といった情報ソースを用意しなくても占うことができます。瞬時に状況を把握し未来を予測できる上に、練習次第ではかなり深い情報も探ることができます。易には主に3つの種類があります。周易・断易(五行易)・梅花心易です。一般的に「易」と言われると、1つ目の周易が挙げられる傾向があります。確かに周易は歴史が古く易を学ぶ上では非常に重要です。易を学ぶなら、まずは易の経典とも言える「易経」を読むべきだと主張する易者さんは多いです。しかし、この易経を含め、市販されている周易の書籍は64個ある卦辞(卦の意味)、そしてそれらに付随する384個の爻辞(メッセージ)がズラーッと羅列してあるものが多く途中で挫折する人も多いです。僕もそうでしたが、慣れないうちは周易で吉凶・良し悪しの判断がつきません。「正しい行いをしていれば、願いは叶う」といった表現が散見するのですが、明確なのか曖昧なのか余計によくわからなくなります。何かの判断の指標をもとめて周易で占ってみるも、最終的には曖昧な感じでフェードアウトしてしまい、そうこうしているうちに本を読んでも眠くなってきて、周易を挫折した人も少なくはないのでしょうか。
その点、梅花心易は本当にシンプルでルールが少なく吉凶の判断もわかりやすいです。また、自由度が高いので、連想ゲームのコツは必要になりますが、自由度が高いからこその面白みがあります。手軽だからこそ「データ・経験値」をたくさん積み重ねやすい点も魅力です。そして、梅花心易で何度も何度も占っていると、より情報解読のヒントが欲しくなるので、自然と周易の本を読むようになりますし、ルールの多い断易に挑戦しようとする人にとっても、梅花心易で易に慣れておいてから勉強を始めることで、スムーズに理解が進みます。なので、梅花心易はこれから占いを勉強したい方、易を勉強したい方にとって「導入部」として打ってつけの占術なのです。この梅花心易の占い方を丁寧に説明している講座です。[収録時間:180分]