手相占いで鑑定できるようになるために必要なこと2〜原料メーカーになれると強い〜

 

趣味で始めた手相占いが「お仕事」になっている、僕にしけいが導き出した「手相鑑定のやり方」をご紹介してきております。

手相占いで鑑定できるようになるために必要なこと1〜カメラPCプリンタ理論〜

 

本記事はその第二弾です。

 

今回は少し基礎的な部分になりますが、より深く入り込んだ内容になっております。

手相を勉強する上である程度「知識や情報の詰め込み」という作業は必要になってきます。前回ご紹介した記事でいうところの「PCの性能」に該当する部分です。

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ここがおろそかになっていると鑑定から導き出される答えの柔軟性が損なわれることになります。

お煎餅のような、パリッと分かりやすい鑑定といえば確かに聞こえはいいのですが、少し芸がないように思われると思います。

 

自分自身鑑定結果を毎回記録させて頂き、持ち帰って振り返りをしているのですが、やはり新たな知識を蓄えることが出来ると鑑定内容に幅が出てきます。

性格診断しかできなかったことが、病気の診断もできるようになりますし、情報が増えると手相から家相のアドバイスができるようになったりします。

いかにいろんなジャンルの情報を詰め込むかは、カーナビの性能評価と似ているかもしれません。

 

今回の記事では手相に関する情報を脳内へインストールするスピードを格段に早くする方法をお伝えします。

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この記事を読んで意識するだけで、手相習得に2年かかっていたものが半年、いや、2週間ぐらいになるかもしれません。

 

手相の技術習得を加速させる方法

 

その方法はズバリ原料メーカーになることです。

にしけいはまた急に何を言いだしたのかと困惑されたかもしれませんが。

 

 

これはどういうことかというと、自動車の製造なんかで例えると分かりやすいです。

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自動車を作るためには原料(川上)・部品(川中)・組み立て加工(川下)と大きく3つのフェーズに分けられます。

僕が住む愛知県にはトヨタがありトヨタの部品を作る下請け会社がたくさんあります。これらは3つのフェーズの中では川中産業にあたり、原料を買ってきて部品を作ってトヨタに納めるという流れになります。

 

手相とどう関係してくるのか?

 

手相の情報をインストールする際、おそらくみなさんが最初に行うことは書籍の購入とそれを読むことだと思います。金銭的にも時間的にも一番手軽に知識を吸収することが出来ます。

 

しかし、日本で出版・上梓されている手相本のほとんどが「川下化」されています。

つまり「応用」「アプリケーション」の状態で書かれている本がほとんどです。

 

自動車製造でいうと、ほぼ完成した状態の自動車を表します。

この状態だと言ってしまうと「もうあとは車に乗るだけ」という感じです。本に書いてあるAならばBという方法をそのままインプットするだけで、応用が利いちゃうというわけです。

なんというかとてもコンビニエンスというかインスタントというか…実際、僕も本を鵜呑みにしてインストールして、それをそのまま使って占っていた時期がありました。

 

誰しもが通る道かもしれませんが、手相本のファーストブックを買って読んでいる時期は手相について右も左も分かりませんから、とにかく最初の1冊に書かれていることを忠実に真似します。これはこれで正解だと思います。

しかし、ここで大切なことは国内の普通の本屋で市販されている手相本はほとんどが「出来合いのもの」と言ってもいいと思います。

つまり、既に応用された「結果」であるため、それしか答えを導き出せないのです。

せっかく柔軟に鑑定結果を導き出すために知識を詰め込んでいるのに一辺倒な回答しかインストールされていなかったら結局柔軟性は失われます。

手相の知識を吸収する上で大事なのは書かれている線の意味を暗記することではなく「なぜ、この線はこういう意味なのか?」ということを自分なりに模索することなのです。

この思考は実際に占いをハズさないと思いつかない思考です。失敗したからこそ生じる貴重な第一歩なのです。

「市販の本を買ってそれだけに頼って占っている=自動車を買ってただ乗っている」と同義なのです。

 

手相の原料メーカーになることの強み

 

自動車は数多くのパーツから成り立っており、それぞれが様々な原料で出来ています。鉄、プラスチック、アルミ、不織布…など。

車をバラバラにしてさらにそれを原料に戻すことができたら…鉄の塊、プラスチックの塊の状態までもどすことができたら…ここから自動車以外のモノが何でも出来てしまいます。

ヘリコプターも作れるかもしれませんし、スマホも作れるかもしれません。製造工程を巻き戻しして川上(原料メーカー)へ遡ってみることで、新たな可能性が見えて来るわけです。破壊から創造が生まれるわけです。これを手相本を読むときにも意識するのです。

 

例えば「エロ線」と書かれた線があって、「なぜこの線をもっている人はエロい」と言われるのか、著者はなぜこの名前をつけたのかを分解して考えてみます。

 

エロ線

感情線の上に出来る輪っかのような線

中指と薬指は心臓や神経だ

ここに線があるということは心臓や神経が動きやすい(疲弊している)状態だ

感情がよく動きやすいはずだ

ここまでくると簡単です…感情がよく動きやすいということを「多感」と表現したり「浮気性」と表現したりします。別にこれ以外にも「緊張しやすい」とか「影響を受けやすい」とか「辛いモノや刺激物が好き」と言い換えることも出来ます。

 

しかし、これらは「エロ線」という固定概念でのみ観察していると出てこない要素です。一度これを破壊して「なぜエロ線と呼ばれているのか?」と疑い初めてようやく「感情がよく動きやすい」という意味が見えてくるわけです。

ずっと自動車に乗ることを疑わずに…つまり、書籍に記載されている線の名称や意味を疑わずに鑑定を続けていると柔軟性に欠けた鑑定しか出来なくなってしまうのです。

 

今日のポイント

 

・本を読むときは「なぜこの意味をもつのか」を考えながら読む。

・できれば複数の手相本を同時に3冊以上購入して同じ線を読み比べながら記憶する。

 

このように手相の根源部分を探求することで新たな側面が見えてきます。

手相教室では生徒さんたちに「実践でとにかく失敗して欲しい」と口を酸っぱくして言っております。

僕が教えていることも間違っている可能性がありますから、どんどん僕も疑って欲しいのです。その方が僕にとっても新たな知識を獲得するチャンスになるのですから。

というわけで、あなたも手相鑑定の原料メーカーになってどんどん新しい製品を開発していきましょう!

 

にしけい

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書いている

西田 圭一郎 (にしけい)

1987年富山市生まれ。化学系工学修士。商社の開発営業職を辞めて、占いとWeb開発などを生業にしています。趣味は読書と旅とポケモン。文章を書くことが好きです。三児の父。詳しくはこちらから。

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