「何のために生きてるか」って、理由を聞きたいんじゃなくて自分に怒ってるだけなんだと思う

去年メルマガを月に6通書いていた時期がありまして。正直しんどかったんですね。他のこともやりながらだったので、毎週毎週何かしらネタを見つけて、考えて書くというのはけっこうしんどかったんですね。

それで、それをとある人に話したら、軽く鼻で笑いながら「そんなのAIに任せればいいじゃん」って言ったんですね。僕もAIを使うのは好きだし、おもしろい。でも、その人はなんかこうAIに取り込まれている感じがしたんですね。なんかそのときにすごいモヤモヤしていたことが、ようやく言語化できる気がしました。

それを言われたときのモヤモヤの根底にあるのは「あんた、何のために生きてんだよ」っていう憤りみたいなものだったんですね。理由を聞きたいんじゃないです。「何」を知りたい質問ではなくて、憤りだったんです。怒りだったんです。「何のために生きてるんですか?」じゃなくて、「それって死んでるのと同じだろ」ってことだったのだと思うんです。でも、それは今の自分もそうなのだと思います。生きてないんです。やっぱり僕は生を感じたいのだと思います。賢く無難にやろうとすればするほど天罰が下るようにうまくいかないんです。でも、それは自分で下しているのかもしれません。「そんなことをするために生きてるのか」って。

最近の自分はごまかしていたんだと思います。理由やそれっぽい課題を作り出して、生きることを蔑ろにしていたんです。自分自身に対して、くだらない・つまらないことをやっているんだなと感じる出来事が多かったのも、きっとそうです。そうやってごまかしながら生きているから、ごまかしている人たちが集まってきていたのだと思います。生きることの意味はわかりません。でも、ただ「生命を継続する」「社会的に経済活動を持続する」という意味ではないと、はっきりと断言できます。

出席しなければならない会議をすっぽかして、こうしてブログを書いている、今この瞬間に生きている感じがするんです。僕は今、そんな会議に出ることよりも、こうしてブログを書くことのほうが「生きている」実感がするんです。通勤でいつも乗る電車とは違う電車に乗って、知らない公園の野球場で少年たちの練習の声を聞いてボーッとするような。そういうときに生を感じるんです。言葉にしたら「枠から外れる」という、たったそれだけのことなのかもしれません。それを世間は「好き勝手やる」というのかもしれません。

でも、枠の中で生きようとするから、ごまかす必要があるんですね。だって、範囲が決まってるから、それに合わせなければならない、合わせたことにしなければならないんですね。

自分も完全に守りに入っていました。完全に守備位置についていました。次は守備の回だから、マウンドに入って、一生懸命外野を守ってました。自分のところにボールがこないように、一生懸命声を出して威嚇していました。自分のために声を出していました。そもそも、僕は球場の中には入れない人間なのに、何選手のフリなんかしてんだよ。キャップも似合わないし、声も大して出ないし、足も遅いし、捕球もできないのに。ここ最近の自分はそういう感じでやってた気がします。球場の外の公園で、缶コーヒーを飲みながら、こうやってブログを書いてるのが僕なんです。いつだって蚊帳の外なんです。本当の外野なんです。ボールなんか一生こないんです。でも、それが僕にとって「生」なんです。

ちょっとブログを書けてすっきりしました。誰のために書いてるかって、自分のために書いてるんです。他人のためにだなんて偉そうなこと考えるからおかしくなるんです。もっと自分のために書いていこうと思います。もっと自分でいこうと思います。

「そんなのAIに任せればいいじゃん」だと?

次、言ったら耳にプラスドライバー突っ込んで「お前はロボットだ!プラスドライバーだからプラス思考になれるぞ!」って言い返してやろうと思います。そして、質問したいです。何のために生きているのかって。

にしけい

▶︎ブログ記事一覧へ

関連記事

書いている

西田 圭一郎 (にしけい)

1987年富山市生まれ。化学系工学修士。商社の開発営業職を辞めて、占いとWeb開発などを生業にしています。趣味は読書と旅とポケモン。文章を書くことが好きです。著書は50冊以上。三児の父。詳しくはこちらから。

6/15(日)・6/16(月)の2日間、横浜ご相談会を開催いたします。皆様にお会いできるのを楽しみにしております。

無料メルマガを読んでくださっている方の手相を解説する企画です。まずは1000人の手相を解説します。Youtube手相談室で解説しています。

月に1〜2回ゆるっと配信しています。お知らせや占いに関するトピックを書いています。

記事カテゴリーで検索

 
お買い物カゴ
上部へスクロール