先日のセミ捕食祭りから1週間…
実はお腹を壊していました。
夏バテからなのか、セミを食べたストレスからなのか分りませんが、下痢と腹痛が止まらず
どこにいても虫の居所が悪い思いをして、腹痛の波がきたら虫の息になる…という状況でした。
過去にモロッコで聖水と呼ばれる水を飲んだときも腹を壊し、殺虫剤をかけられたゴキブリのごとくのたうち回ったにも関わらずセミなんか食べたということで
妻には虫ケラを見るような目で茫然とされていた辛い一週間でした。
聖水事件のときも心配させてしまったのに、またセミを食べて腹を壊すなんて…まさに家庭内の「獅子身中の虫」とは僕のことでしょう。
それでも好奇心が押さえられなかった
虫の息の獅子身中の虫である僕でしたが
一度、セミを食べてから「他の虫ってどんな味なんだろう?」という好奇心が夏の樹液のごとくネバネバと湧いてきたのです。
ひとつしか知らぬ者は、ひとつをも知らず
新渡戸稲造
セミしか食べていない僕は、セミがどういう特徴があるのかを知らない。まさに夏虫疑氷。
もしかしたらもう一度違う虫を食べると、お腹の様子が晴れやかになるかもしれない。雪の明日は裸虫の洗濯。
そんな虫が良すぎる願いを胸に秘めて、僕はAmazonで蜂の子を注文した。
1800円の蜂の子缶詰
僕が買ってからすぐに「売り切れ」になってしまいました。
どうせ食べるなら「人気商品」を食べてみたいということで注文しました。
届きました。
美味しい食べ方が書かれています。アツアツごはんに蜂の子。
開けます。パカ!
ひとつつまんでみます…
ハチです…ちょっとかわいい…いただきます!
食べた感想
セミのときにも感じたことなんですが
触感は小エビを殻ごと食べているような感じで、蜂の子はそれよりもかなり柔らかいです。
口の中にローヤルゼリーとはちみつの香りが広がり、甘くしょっぱく味付けされているはずなんですが、後味はさわやか。
最初は少し抵抗はあったものの、食べているうちに「豆の煮つけ」感覚でごはんにのせて食べられるようになりました。
卵焼きの中の具として食べても美味しそうだし、かき揚げに入れても美味しいんじゃないかなと思いました。
味付けがそう思わせてくれるのか分りませんが、ウナギを食べられる人はハチの子は余裕で食べられるはずです。
蜂の子は中から糞を押し出す下処理をしているはずなので、確かに作るには手間がかかるでしょうね。
すり鉢ですって、マヨネーズとあえてハチの子クリームとか作って、パンにのせても美味しそう。
食虫の世界…これは、ハマりそうです…!!!
にしけい