結婚式披露宴に占い師を呼ぶと○○の問題が浮き彫りになる?

 

結婚パーティーの音響のお仕事をしているときにフと思い出したんですが

過去に、結婚式披露宴に「占い師」として呼ばれたことがありました。

 

結婚式に占い師?何するの?と思われるかもしれませんが

披露宴会場の隅っこで一人テーブルに座り占いブースを構え、お客さんがきたら占うというお仕事でした。今考えると非常にシュールな光景です。

 

まずは若い人たちが興味本位で近寄ってくる

 

ドレスコードを決めたお客さんの中に赤い手のTシャツを着た小僧が一人席を作って座っているわけですから、それはもう異様な空間です。

 

司会者さんの「今日は会場後方に新郎新婦のはからいで占い師さんがいますので、占ってみてはいかがですか?」という催促の弁もあり

披露宴が始まるまでの間、新郎新婦と同年代の若い人たちが集まってきます。

 

ドレスコードの若者たちに取り囲まれたTシャツ少年のまわりには手が差し出され、たくさんの質問を受けました。

「結婚」というおめでたい場にふさわしく

自分の婚期はいつなのか?どんな人なら相性がいいか?

など恋愛や結婚を中心とした質問が多い中

新しい部署に入って自分の仕事はどうなるか?といったガッツリお仕事の質問もありました。

 

新郎が勤める会社の同僚がグループで占いにきたり

新婦友人の女子集団がみんなで占いにきたりと

なんやかんやで盛り上がりましたから、新郎新婦からの「余興のプレゼント」として「占い」は結構成立していたのではないかと思います。

 

ありがたいことにこの時は食事も出して頂いたのですが、意外としゃべり通しで食べる時間がないぐらいでした。慌ててご飯を食べるにしけい↓

 

そして、美味しい食事も半ばにしてお客さんの第二波が押し寄せます…。

 

 

第二波・親族たち

 

こっそりご飯を食べていた占い師にしけいに

「ご飯食べている場合じゃないぞ」と言わんばかりに、今度は親族たちが占いブースに訪れます。

 

先ほどの若い年代とは打って変わり、今度は平均年齢50歳以上の親族たちが占いブースに座ります。

 

 

そして

「わしは何歳まで生きられる?」 

「腰が痛いんだけど、大丈夫かな?」

 「遺産の配分なんだけど、どうなるか分かる?」

「私、叔母とあんまり相性が良くない気がするんだけど…」

 

といった「おめでたい席」そっちのけで、リアルな質問が繰り出されます。

ちょ、ちょっと待って、みんなお祝いに来てるんじゃないの…?と思いつつも、お酒も入り皆さんいろんな想いが溢れ出します。

 

そうなんです、やっぱり人って自分が可愛いんですよね。

この親族の方たちによる質問責めはクライマックスあたりの「新婦から両親への手紙」の直前まで続きました。

 

親族席に近かったということもあり、皆さん質問しやすかったみたいです。

 

新郎新婦との写真撮影そっちのけで占いに夢中になる方もいらっしゃいましたが

みなさんスッキリとした顔をして席に戻られたので、これはこれでありなのかもしれないと思いました。

 

結論

 

結婚式に占い師を呼ぶと

恋愛や結婚の話から祝いの席にはそぐわない結構エグい質問をされるけど

結構みんな満足して席にもどっていく。

 

ということが分かりました。

 

披露宴で「弁護士さん」とか「マッサージ屋さん」が相談員として参加させてもらうというのもありかもしれないですね。

もしちょっと変わった結婚披露宴にしたいという人がいらっしゃったら、お声かけください。

 

にしけい

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書いている

西田 圭一郎 (にしけい)

1987年富山市生まれ。化学系工学修士。商社の開発営業職を辞めて、占いとWeb開発などを生業にしています。趣味は読書と旅とポケモン。文章を書くことが好きです。三児の父。詳しくはこちらから。

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