【聞き上手だと思ってたけど、実は違ってた】自分語りは悪いことじゃないかも

最近、リアルで人と会ったり、メールでやり取りしたりしていて、ふと気づくことがあります。それは「みんな、すごく自分のことを話してくれるなぁ」ということです。

こちらから特に質問をしなくても、「実は最近こんなことがあって」「そういえばこの前」と、自然に自分の話をしてくれる。最初は「聞き上手になったのかな?」なんて思っていたのですが、どうやら全然違ったようです。

 

コミュニケーションのバランス

 

よくコミュニケーションはキャッチボールに例えられます。僕もコミュニケーションはバランスが重要だと思います。一方通行になりすぎると、どちらかが不快感を感じてしまいます。自分のことばかり話すのも、相手のことばかり質問攻めにするのもアンバランスで、良好な関係性が破綻してしまいます。

不思議なことに僕が遭遇する方々は「自分のこと」について、たくさん話してくれます。初めて会った方も含めてです。自分の考えや生活について教えてくれます。これってコミュニケーションとして一方通行で破綻しているのでは?と考えたこともあったのですが、ようやく答えが見つかりました。

そうなんです。たくさん話をしてくださる方々に共通することは、僕のブログを読んでくださっている…ということだったのです。

 

実は僕のほうが「自分語り」をしていた

 

今こうして読んでくださっているブログでは、自分の考えや体験を発信しています。つまり、実際にお会いする前から僕の方が一方的に「自分語り」をしているんですね。

こうしてブログで自己開示をすることで、読んでくれている人は「ああ、この人はこういう人なんだ」「自分もこれくらいは話していいかも」という気持ちになるらしいのです。最近ようやくそれがわかってきたのですが、考えてみれば当然のことでした。

何もない状態で「何か話してください」と言われても、何を話していいかわからないですよね。でも、相手がある程度自分のことを話してくれていれば、こちらも話しやすくなります。

ブログで自分について書くということは、先に話題を提供していることにつながっていたのです。読んでくださった方は、僕の考えや体験を知った上で会話を始められます。もしかすると、ブログを読んでいる中で、頭の中が整理できたり、自分と相手の違いを認識できたり、共通点を見つけられたり。そういう準備ができた状態で話せるから、自然と話しやすくなるのかもしれません。

これはリアルの会話でも同じことが言えるのかもしれません。

 

「自分語り」は悪いことばかりじゃないかもしれない

 

よくよく考えたら小学生ぐらいから「自分の話ばかりするのは良くない」と教えられてきている気がしますし、「質問力」「傾聴力」「雑談力」と銘打たれた書籍は基本的に「相手の話を聞くこと」を推奨しています。高校生のころ読んだメンズ雑誌にも「女の子にモテるためには相手の話を聞け!」みたいなことが書かれていた気がします。

確かに、相手のことを全く聞かずに自分のことばかり話すのは問題です。でも、適度な自己開示は、実は相手にとって話しやすい環境を作っているのかもしれません。

こうしてブログで自己開示することで、会う人が話しやすくなっているのなら、リアルでも程よく自分について話すことは決して悪いことではないのかもしれません。むしろ、「話をして欲しかったら、まず自分から話す」ということなのかもしれません。

まぁ、でも、あれです。僕がなんとなく話しやすい雰囲気を醸し出しているから…という余地も0.01%でいいので、残しておいてください。もうしばらく夢を見させて欲しい…。今日はDEENの曲「夢であるように」をお届けしてお別れとなります。たとえすべてを失っても何かが生まれると信じて。

にしけい

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書いている

西田 圭一郎 (にしけい)

1987年富山市生まれ。化学系工学修士。商社の開発営業職を辞めて、占いを生業にしています。趣味は読書と旅とポケモン。甘酒と文章を書くことも好きです。三児の父。詳しくはこちらから。

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