テキストを元に概要をわかりやすく会話風ラジオに再構成してくれるAI「Notebook LM」を実際に使ってみました。
昨日書いた制約が自由を生むという記事をNotebook LMで音声概要として生成してみました。
これすごくないですか?ブログ記事の内容をよりわかりやすく、必要な情報を付与しながら、自然な会話で紹介してくれています。会話の焦点となる部分を指定したり、日本語以外にも他の国の言語での会話にして欲しい…などリクエストもできるようです。
ソースとして、PDF・Webサイト・Youtube・コピーしたテキストが使えるのですが、これがあれば過去に開講した講座やテキストを変換して新たなコンテンツとして配信できそうです。
難解なことを耳でインプット・理解したいときにも有効に使えそうですし、自分が普段考えていることを客観視したいときにも便利です。
また、音声生成だけではなく「学習コース」として、このテキストをもとにクイズも生成してくれます。
今回のテキストだと、こういう感じで10問作ってくれました。
- 著者は、制約が創造性や可能性をどのように捉えがちであると述べていますか?また、それに対して著者はどのように反論していますか?
- 料理を例に、著者は制約(調理方法やレシピ)がどのように可能性や選択肢を増やすと説明していますか?
- 「素材を生かす」と「素材を殺す」は、それぞれどのような状態を指すと説明されていますか?
- 「型」や「術」とは、どのような行動を指すと定義されていますか?
- 英語の「art」には、美術や絵以外のどのような意味があると言われていますか?
- AI(Artificial Intelligence)の「artificial」という単語は、何によって作られているものを指すときに使われますか?
- 「型」や「術」は、全体を構成する際にどのような要素として機能すると説明されていますか?
- バドミントンを例に、著者は「型」や「術」の組み合わせについてどのように説明していますか?
- 英語の「article」のコアイメージは、どのようなものだと述べられていますか?それが「型」や「術」にどのように通じると説明されていますか?
- 基礎的な要素は自由度が低いと感じられる一方で、著者はなぜそれが必要な制約だと述べていますか?
さらには、用語集も作ってくれます。それなりに本文の意図を含んだ説明になっているので、本を作るときにも非常に便利です。これらを別のAIでひらがなにしたり、小学生でもわかるように変換してあげれば、すぐに子供向けの教科書のようなものも作れそうです。
- 制約 (seiyaku): 行動や思考を特定の範囲内に制限すること。
- 自由 (jiyuu): 束縛がなく、思い通りに振る舞えること。
- 創造性 (souzousei): 新しい考えやものを生み出す能力。
- 可能性 (kanousei): 実現する見込みがあること、潜在的な能力。
- 型 (kata): 特定の分野において、試行錯誤・研鑽を経て編み出された、特定範囲の行動や方法。
- 術 (jutsu): 特定の分野において、試行錯誤・研鑽を経て編み出された、特定範囲の行動や技術。
- 蓄積 (chikuseki): 積み重ねること、蓄えること。
- パーツ (paatsu): 全体を構成する部分、構成要素。
- 構成要素 (kousei youso): 物事を成り立たせている個々の要素。
- 基礎技法 (kiso gihou): 専門的な技術や芸術において、基本となる技術や方法。
- 熟練 (jukuren): 技術や経験を積んで、物事に習熟すること。
- 損失 (sonshitsu): 失うこと、損害。
- 基礎 (kiso): 物事の土台となる重要な部分。
あとは、動画生成AIを組み合わせたりすると、いろんなものを生み出すことができそうです。AIは基本的にテキストをベースに映像や音声や資料などを生成してくれるので、よりテキストの重要性が増してくるかもしれません。読める・書ける人はもっといろんなAIに触れてみると、仕事の幅が広がるかも?
にしけい