自分に合っているものは何?改めて「コスト」について考えてみてもいいかも

「自分に合っている仕事は何ですか?」
「自分と相性の良い人はどんな人ですか?」
「自分に向いているやり方はありますか?」

といったご質問をよくいただきます。

この質問の答えを見つけるためには、一度「コスト」という概念を改めて考え直してみることが役に立つかもしれません。

 

「コスト」はお金だけじゃない

 

「コスト」と聞くと、多くの人はまずお金のことを思い浮かべるでしょう。確かに経済的なコストは重要ですが、生活におけるコストはそれだけではありません。

「コスパ(コストパフォーマンス)」や「タイパ(タイムパフォーマンス)」はかけたお金や時間に対してどれだけ得られるかを考える指標ですが、目に見えないコストもたくさんあります。

・労力のコスト 体力や集中力を必要とする行動にかかる負担
・精神的コスト ストレスや不安、気疲れなど
・リスクコスト 病気や怪我をした場合の負担

例えば、安い商品を買うためにいくつもの店を回る場合、確かにお金は節約できるかもしれませんが、その代わりに時間と労力というコストがかかります。そして人によっては、人混みの中で比較検討することそのものが大きな精神的コストになることもあります。

お金や時間のように可視化しやすいコストのみを追いかけて、メリットがあったと感じる人もいるかもしれませんが、可視化しにくいコストもあります。特定のコストばかりを追い求めすぎると、それはそれで偏りが大きくなりバランスを崩してしまいます。

 

コストとリターンのバランス

 

コストとリターンの考えるときに、下記のようなシンプルな公式が成り立ちます。

コスト > ゲイン(得るもの)
→少しずつ何かを失っていく

ゲイン > コスト
→少しずつ何かが増えていく

これは金銭的な話だけでなく、エネルギー、幸福感、人間関係など、あらゆる面に当てはまります。

例えば、友人関係がコストばかりかかり、喜びや支えといったゲインが少ない状態が続けば、その関係や自分の心の余裕は徐々に失われていくでしょう。

誰かに会うために無理してお金をかける、時間を作る、精神的に負担がかかる、手間がかかる…といった状態だったとしても、それを上回るほどの精神的快楽や情報などが得られれば、結果としては良かったと言えるはずです。

 

人それぞれのコスト感覚の違い

 

特に重要なのは、コストの感じ方は人によって大きく異なるという点です。

人と会うことが大きなコストになる人もいれば、逆に人と会わない時間が精神的コストになる人もいます。内向的な人にとっては、社交的な場に参加することでエネルギーを大量に消費することがあります。一方、外向的な人は、そうした場で逆にエネルギーを得るかもしれません。

また、新しいことを学ぶのが苦痛(高コスト)な人もいれば、ルーチンワークが精神的負担(高コスト)になる人もいます。人それぞれコスト感覚が違い、自然となるべくコストがかからないように動いているはずですし、コスト>ゲインの状態が続きすぎると自然とストップがかかります。

 

自分に合う選択するためには

 

冒頭にあった

「自分に合っている仕事は何ですか?」
「自分と相性の良い人はどんな人ですか?」
「自分に向いているやり方はありますか?」

といった問いに対して、コストとゲインの面から考えてみるのも1つのやりかたです。

 

まず、どんな活動や関係が自分にとって高コストになるのかを観察してみてください。人と会った後に疲れを感じるなら、それは社交が一定のコストを伴うサインかもしれません、さらに「どんな人と会うと精神的負担が大きいか」など掘り下げてみてもいいかもしれません。

仕事、人間関係、趣味など、生活のさまざまな側面で「これにかけているコストと得ているものは釣り合っているか?」を考えてみるのもありです。

合わない人は自然と離れていきますし、関係性が切れていきますし、つながるときはまたつながります。

コストが高すぎると感じる活動は、減らすか方法を変えることを検討しましょう。

例えば、大人数での交流が負担なら、少人数や一対一の関係を大切にする方向に調整してもよいですし、分析してみた結果をもとに具体的に調整することも大事です。

また、「みんなは平気なのに、なぜ自分はこれがこんなにつらいのか」と自分を責めることはあんまり意味がありません。多くの人にとっては低コストでも自分にとっては高コストという場合もあります。

何度も言いますように、コストの感じ方は人それぞれ違って当然ですから、反対に自分にとって低コスト(簡単)なものが誰かにとっては高コスト(難しい)ということもあります。そういった場合も、誰かを責めるのではなく、低コスト(簡単)に感じる人のほうが余裕があるわけですから、助けてあげたほうがうまく循環していくはずです。

 

続くかどうか?

 

長期的に見て、自分にとって持続可能な選択をするためには、自分独自のコスト・リターンバランスを理解することが大切です。あなたにとって高コストな活動に無理に取り組み続けると、いずれバーンアウトや不満につながる可能性があります。

一方で、自分に合った活動(コストよりもゲインが大きいと感じられるもの)を中心に生活を組み立てることで、エネルギーや満足感、成長を持続的に得ることができます。

極論、「自分に合っているかどうか」は「続くかどうか?」という指標で考えると、すんなり見つかると思います。

 

にしけい

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書いている

西田 圭一郎 (にしけい)

1987年富山市生まれ。化学系工学修士。商社の開発営業職を辞めて、占いとWeb開発などを生業にしています。趣味は読書と旅とポケモン。文章を書くことが好きです。著書は50冊以上。三児の父。詳しくはこちらから。

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