本書を書こうと思った理由はいくつかあるのですが、二、三十代の若い方々が「後先を深く考えず、七十歳まで払い続けるローンをポンと組んで家を建てる」という場面に度々遭遇したことが大きいです。
家は決して安くない買い物ですし、重い契約です。買ってしまうとそこにずっと縛られる可能性が高いです。
そんな重大な決断をするときに、ほんの少しでいいから、風水や地相や家相について考えて欲しい…好きなように家を建ててもいいけれど、1%ぐらいは「これでいいのか?」と疑って欲しい…という願いから本書を書く運びとなりました。
なので、本書は家や土地のご依頼をしてくださった方々にお渡しするつもりですし、住宅メーカーさんや興味がありそうな方が集まる場所に置いて頂けると非常に嬉しいです。
僕には現在小学一年生になる息子がいますが、その息子にも「なんとなく伝わる本」になるように書きました。「絵本」の部分は子供が読んでもわかると思いますし、それに付随する解説も併せて読んで頂ければ、より詳しく伝わるのではないかと思います。
絵本は少々極端で偏っている描写がありますが、読まれた方の頭の片隅に「風水・地相・家相ってこういうことをやっているのか」というイメージが少しでも残れば幸いです。