【陰陽エントロピー手相術】入門編1・はじめに

【陰陽エントロピー手相術】入門編1・はじめに

 

このページでは僕が思いついた「陰陽エントロピー手相術」について解説していきます。

1冊の本としてまとめてamazonで電子書籍も出版したのですが

無料で公開することで、誰かの何かに役に立てばいいなと思い改めて筆をとりました。

あとは、全然関係ないのですが、僕の大好きなアーティストMUCC(ムック)のトリビュートアルバムが出たことも技術公開のきっかけになっています。

僕が好きで好きでやまないMUCCの曲を他のアーティストが歌うわけです。そりゃもう最初は聴くのが怖かったです。

好きだからこそ「許せない」みたいなファンの妙な独占欲ってあるじゃないですか。「オリジナルと違う」と言って憤慨するアレです。

アニメや漫画の実写化なんかでよくある現象なのですが、僕もそれに似た感情がありました。

でも、実際聴いてみると「オリジナルとは違ってよかった」というカバーが非常に多かった。

特にピアノのみで歌われた矢野絢子さんの「リブラ」がかっこよすぎて、原曲と同じぐらい好きになりました。

 

このカバーされた「リブラ」を聴いてから

「自分(オリジナル)じゃない人がこの概念を使うともしかすると面白い化学反応が起こるかもしれない」というような期待が生まれ

技術公開に踏み切りました。

手相に興味がある人にも、ない人にも、何かの足しになってくれれば幸いです。

 

どうして陰陽エントロピー手相術は生まれたのか?

 

手相を知ってからこの十年間僕が注力してきたのは「手相の本に書いてある事が本当に当たっているかを確認する」という作業でした。

この作業を進めるために独自でデータを集めひとつひとつ検証してきました。

そして、検証を始めてお客様からお金を頂けるようになったころに大きな疑問にぶち当たりました。

それは「なぜ、生命線は生命線なのだろうか」という根本的な疑問でした。

この「親指の周りで弧を描くように存在する線」を「生命線」として分析していくと確かに病気の時期や結婚の時期を割り出すことが出来たり、その人物の性質が分かったりします。

しかし、それは「Why」の答えではなく「How」の答えなのです。

なぜこの線を「生命線」と呼ぶのか?

そしてどうして身体や人生の流れがこの線に刻まれるのか。

この根本的な疑問に対して明確な解答を記載している手相本は見当たりませんでした。

でも、どの本にも当然のように「生命線」と書いてあるのです。

 

「なぜ、生命線は生命線なのか?」

「なぜ、知能線は知能線なのか?」

「なぜ、指は5本あるのか?」

「そもそも、なぜ人間の手には線があるのか?」

僕は手相をより深く理解するために、手に描かれている線の存在や手の存在意義を考えるようになりました。

古今東西問わず、手相の本を読み漁りましたが、答えはわかりませんでした。

こうなったら自分で考え出すしかないと思い、さらに手相研究を続けました。

その中で僕はあるひとつのことに気がつきました。

現在、日本国内外で上梓されている手相書籍のほとんどが

パソコンでいうところの「ソフトウエア」だということに気がついたのです。

書店で手に入る手相に関する書籍のほとんどは僕のような手相について何も知らない人間でも「すぐに手相を鑑定できるように」書かれています。

食べ物でいうと「食材」ではなく、既に人々の手が加えられ「あとは食べるだけ」という「料理」の状態で提供されているような感じです。

「Aという線があればBだ」といった風に誰もが分かりやすく手相に親しめるように書かれています。

しかし、同じAという線でも表現の仕方が書籍によって千差万別です。

大根を使って、煮物を作る人もいれば、サラダを作る人もいる。

では、この「大根」とは一体何者なのか?

どこから来たのか?

果たして本当に煮物とサラダしか使い道はないのだろうか?

Aという線はなぜこのような解釈なのか?本来の意味や意義は何なのだろうか?

例えば、「金星帯」「副感情線」とも呼ばれる薬指と中指を囲むように表れる輪状の線を

 

「エロ線」「浮気線」と表現している本もあれば「芸術家肌」といった書き方をしている本もあります。

「エロ」と「芸術家肌」では、言葉の受け止め方が大きく違います。

しかし、この線の本来の意味を追求していったときに「エロ」と「芸術家肌」の二つに共通する要素が見えてきます。

一応、誤解を招かないように解説しておきますが、この線は「気が多い方」によく出ます。

「多感」と言えば「エロ」を連想しますし、「感受性が豊か」といえば「芸術家肌」というような受け止め方も出来ます。

このように、手相には「言葉の源となる意味」があり、そこから派生した表現を記している著書がほとんどなのです。

この仕組みに気づくことができれば、手相をどこまでもエンターテイメントにも出来ますし、逆に学術的な印象を与えることもできます。

僕はこの「言葉の源となる意味」「源流」「根源」となるものを求めて研究してきました。

その結果、すぐに「丘の意味」「指の意味」というひとつの「源流らしきもの」に行き着きました。

現在広く日本で流布されている西洋手相術ベースの手相術では、手のひらを9つの部位に分けそれぞれに「太陽丘」「金星丘」といった太陽系惑星の名が配されています。

そこに指5本を加えた14の要素の意味を「源流」として理解することで、複雑難解を紐解くことができます。

この西洋手相術的な手相の見方は、14世紀後半頃にヨーロッパで確立し、僕も含め現在の日本でも採用している占い師はたくさんいます

しかし、僕はこの「各丘や指に惑星を当てはめた西洋手相術」よりももっと源流の考え方がないかを模索し続けました。

現在日本の手相占い師たちが「当たり前」としている「丘の意味」をもう一度疑ったのです。

なぜなら、この「丘」自体がアプリケーション(応用)であるような気がしてならなかったからです。

もちろん、上梓されている日本の手相の書籍に記載されている「◯◯線」という表記よりは上流に近いかもしれません。

しかし、より上流(ハードウェア)に近い手相の捉え方はないかと考えた末に

「陰陽エントロピー手相術」というものを考え出しましたので、僭越ながらそれをご紹介させていただくために筆をとった次第です。

僕は手相大好きです。手相は日々新しいひらめきや発見を与えてくれます。

手相は、僕の師であり、恋人であり、新たな発想を与えてくれる我が子のようでもあります。

僕は他にも気学を専門に研究していたり、科学や歴史や文学も好きでいくらか本を読んだりしています。

しかし、やはりどんな分野の知識情報を得ても最後は「手相」につながります。

今回考えついた「陰陽エントロピー手相術」は西洋手相術よりも源流に近い考え方とだと思います。

シンプルだけど、従来手相術もリスペクトしながら構成されています。手相の「源流」をたどっていくと、実は意外とシンプルだったという発見の喜びを書き記すとともに、皆さんにどんどん活用して欲しいと考え筆をとりました。

これまでに手相を学んできた方はもちろん、はじめて手相を学ぶ方でも

この「手相の源流となりうる概念」を理解し、あとは皆さん自身で手相を楽しむ「アプリケーション」をたくさん作って欲しいのです。

僕は出来上がった豚の貯金箱ではなく、真っ白な紙粘土を皆さんに提供したいのです。

確かに豚の貯金箱という目的が明確になった状態で提供される従来の手相書籍の方が便利かもしれません。

しかし、僕はたくさんの手垢がついてこねくりまわされ

それ以上新しいものを作り出すことができない手相ではなく、ありとあらゆる可能性を秘めた「手相の考え方の原料」となるものをお伝えし、より便利で面白い手相に慣れ親しみ活用して欲しいのです。

>>【陰陽エントロピー手相術】入門編2・本概念の目論見