【書籍紹介】声相学入門 声による人物診断

書籍紹介

十一條龍樹著「新版 声相学入門 声による人物診断」東洋書院

声相学入門表紙

 

今回、ご紹介する本は相術の中でも珍しい「声相」です。

これまでに、手相の書籍については何冊か紹介しました。

しかし、相術を極める者として「耳から得られる相に意義はない」と決めつけてしまうのは早計でしょう。

 

著者は逆に、冒頭で「人間は視覚に依存しすぎている」と手相・顔相の可能性をバッサリと切り捨てています。

人間は、他の生物に比べて視覚から多くの情報を得ており、それが実は「盲点」だったりすると述べています。面白いですね。

 

声は個人情報の宝庫

 

この本では、声が出る仕組みを分かりやすく解説した上で

声は、声帯や声門のみの形状だけではなく、骨格や筋肉のつき方など体全体から出来上がっているからだと著者は言います。

呼吸、発生、共鳴、発音…複数の要素が複雑に織り混ざって声が出て、さらにはその声から「言葉」が生まれる。確かに、これ以上の「個」が現れるものはありません。

著者が言うには、声相を極めることで声だけで性癖・病気・犯罪歴すら見抜けてしまうようです。これは驚きですね。

この記事を読んでいるあなたが毎日何気なく発している声・言葉…実はそれが十分すぎるほど「個性的」だということなのです。

つまり、無理に「個性」など出さなくても、ポサッとした何気ない一言が凄いパーソナルな情報を含んでいる…

 

そう考えると、何気ない一言にも気を配らなくては…とさえ思えてきます。

 

声は変えられない

 

スペシャリストの耳にかかれば、あんなことやこんなことまでバレてしまう。

それなら、わざと変な声を出して話すしか…という安直な発想も、著者に粉砕されてしまいます。

例えば、お母さんが電話に出るときの声の変化は「声色」の変化であり

電話が終わったあとに出る「声質」自体はいくら鍛錬しても変えられないというのです。

 

それは、先述した通り声は全身から作り出されており、全身の骨格や筋肉などを変形させない限り声質は変えることができないのです。

身体をサイボーグのように改造しまくって、文字通り「別人」になって初めてようやく声質は変えられるのです。



手相と声相の違い

 

「手相と違って声相が最強だ!」ぐらいのことが書かれているこの本ですが

手マニアとして長年手相を研究してきた自分の見解では、それぞれ一長一短があると思います。

下記にまとめてみました。

スライド1

手相も声相も精度向上のためには鍛錬が必要ですが、やはり人間は視覚に強く依存する生き物なだけに手相の方が研究や体系化が進んでいるようです。

 

声相も極めるとおそらく凄まじい武器に…

 

この本を読んでから、人の声を聞くのがとても楽しみになりました。

今まで、電車に乗って移動するときはイヤホンで音楽を聴きながらでしたが

街行く人たちから聞こえる声を自分なりに何種類かに分類してデータを収集しています。

 

金属のようなキリキリ声…

煙のようなかすむ声…

水のようにサラッとしている声…

木の葉が擦れるようなガサガサした声…

湿った土のように安定感のある声…

 

自分なりにデータを採取し始めて2ヶ月、いくつかに分類された「声の元素」が微妙なバランスで構成されていることに気づきました。

まるでそれは、料理を構成する調味料や材料のように。

オーケストラを構成するピアノやヴァイオリンやトランペットのように。

 

それを手相から読み取った性格分析と照らし合わせる…

「耳に残っている人物の声」とデータを照合して、傾向を掴む…

 

そんなことをしているうちに

先日、あるお客さんの手相鑑定で「声」から読み取った情報を確認してみると、見事的中。

「あ、これは武器になるな…」と確信しました。

 

おじいさんになって目が見えなくなっても

耳だけで占いができるように今からデータを採集しまくろうと思います。

 

今回ご紹介した声相学入門にはそのコツとなる要素がたっぷり書かれております。

奥深き、相術の世界…ご興味がある方はご一読を。

 

にしけい

 - 占い書籍紹介

関連記事

【おすすめ手相占い書籍紹介】浅野八郎「手相学大鑑−古今東西のしあわせの知恵」

  書籍紹介 浅野八郎「手相学大鑑−古今東西のしあわせの知恵」(198 …

手相占い中級者が読むべきオススメの手相本4冊

  どうも、にしけい(@nishikei_)です。 今日はある程度、手 …

【愛知県岡崎市】都築書店に行ってきました(古本屋めぐり)

  古本屋さんにはなるべく足を運ぶようにしておりますが 今回は愛知県岡 …

【手相占い書籍紹介】手相学のコペルニクス的転換

  書籍紹介 大川恒平「手相学のコペルニクス的転換」(講談社出版サービ …