バラナシの占い師事情(インド旅行記19)

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バラナシの街でよく見かけるウルージたち。

オレンジ色の袈裟のような恰好で、とにかく目立つ。ヒンドゥー語しかしゃべれない人がほとんどで、英語が通じない人が多い模様。

ウルージ

彼らの中には、占いに長けている者がいると聞いてさっそく、連れて行ってもらうことに。

狭い怪しい2階建ての家に連れていかれ、1階でグルージらしき人からいろいろと説明を受ける。

この人がグルージかと思っていたら、実はグルージの弟子らしい。

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「グルージの占いはとてもよく当たる」

「過去に日本人の有名な人も占いにきている」

と言って、過去に占った紙をひとつひとつ見せてくれた。

 

それからしばらくして、誘導役のおじさんに招かれる。狭くて段の高さにムラがある階段をのぼり、2階へ。

4畳ほどの部屋に、オレンジ色の袈裟を着たパパイア鈴木に似たグルージが1人座る。

 

おどおどしながらもとりあえず座る。お香のにおいが神妙な空間を作り上げる。

静かに口をあけるグルージ。

 

「君は、スピリチュアルなことに興味があるようだね」

「それから、4人家族だ」

と言われ、当たっていないにも関わらず当たっているように思い込んでしまう…。

 

それから「占って欲しいなら、5000ルピーだ」と言われるも、「いや、本当にお金がなくて…5ルピーぐらいなら渡せます…」というと

「それでも、構わない」と言って、神主さんがもっているハタキのようなもので、頭と肩をシャンシャンとはたかれたあと、手首にミサンガを巻き付けてくれた。

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「これで大丈夫だ、いきなさい」

(Everything is OK. Go)

僕は何度もお礼を言って、グルージのもとをあとにした。

何かこれはきっとパワーがあるに違いない!ホテルに行って、思わずミサンガの写真を撮る。

 

 

その数時間後、呉服屋の11歳の男の子にこの一連の話をした。

すると、流ちょうな日本語でこんな返答が返ってきた。

(写真左。日本人の叔母に習っているため、日本語ペラペラ)

 

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「グルージたちも、人間だからね。お金のことを考えてる。

会う前にいろいろ弟子に聞かれたでしょ?

事前に情報を集めておいて、対面した時にそれを話すんだ。

その方法で多くの人たちが5000~1万ルピーを払ってしまうんだ。お金がなくてよかったね!」

 

お金があったら、占い見たさにおそらく払っていたことだろう…

こんな古典的な方法にひっかかりそうだったとは…

そして、その事実を11歳の男の子から告げられる…

 

僕は悔しくなってすぐにミサンガをぶっちぎって、捨てた。

 

にしけい

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