「絶倫」の本来の意味

 

廊景谷です。ごきげんよう。

 

最近知った、意外な言葉の意味。

 

二十二歳になる女性が言った言葉。

「自ら”絶倫”と称す男ほど、大したことがない」

 

 

 

絶倫とは???

 

 

今日では、性欲旺盛な人物を「絶倫」と称すことが多く

先述した女性の話もよくよく聞いてみると、性交渉時の男性の勃起回数や持続時間について指していた。

 

さて、ここで私のゴキブリのような好奇心がゾワゾワと集合し始める。

デジタル大辞泉で検索してみると、あったあった。

絶倫:[名・形動]技量などが、なみはずれてすぐれていること。また、そのさま。抜群。「精力―」

 

おやおや、勃起の”ぼ”の字も載っていない。かろうじて「精力−」がそれに近い記述だろうか。

 

もともと「倫」には

1. 人の守るべき筋道

2. 同列に並ぶ仲間

という2つの意味があり、絶倫の場合2の倫の意味が用いられるようだ。

 

つまり、凄すぎて群を飛び抜けている人物や状況が本来の「絶倫」という意味になる。

 

ということは…

平均点20点のテストで100点だった少年がいたとしたら、その少年を”絶倫”と称えてもおかしくないし

調理実習で一人だけズバ抜けて上手なパンケーキを作ることができた女の子がいたとしたら、まわりの者が「あの子は絶倫だね」とヒソヒソとつぶやいても日本語的には全く誤りではないのである。

 

しかし、「絶倫の女の子が焼いたパンケーキ、絶品ですね〜!」などと男性リポーターが生中継でうれしそうに話したとしたら、BPO(放送倫理機構)や教育団体が黙ってはいないだろう。

男性リポーターは性犯罪者であるがごとく取り扱われ、職と社会的地位を失う可能性がある。正しい日本語を使ったのにである。

 

そんな下らないことを考えさせたら私は絶倫かもしれない。

シイチ

にしけい (西田圭一郎)

1987年富山生。工学修士。商社の開発営業職を辞めて、占いや相術を生業にしています。三児の父。本と旅とポケモンと文章を書くことが好きです。学生気分が抜けません。詳細はこちらから

にしけい (西田圭一郎)

1987年富山生。工学修士。商社の開発営業職を辞めて、占いや相術を生業にしています。三児の父。本と旅とポケモンと文章を書くことが好きです。学生気分が抜けません。詳細はこちらから

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