類は共を呼ぶ。
エラをもった生き物たちが水の中に集まる。その生物の中でも、池に暮らす生き物もいれば、深海に暮らす生き物たちもいる。
それぞれは似た姿形・性質をもっているから集合し、そこで数を増やし生命活動を営んでいる。
自分のまわりに集合する人間は自分と似た部分をもっている
人は自分を映す鏡。
指摘した他人の欠点は、自分も有している。
マグロがイワシを見て笑う。
「あいつ、エラ呼吸してるから、陸に上がったら死んじゃうんだぜ、だせぇよな」
しかし、これは決してネガティヴなことではない。自分の欠点に気付くことができるチャンスだからだ。
「類似したタイプの生命体は集合する」
この宇宙法則に従えば、あなたが言った愚痴や悪口はあなたがもっとも気付くべき欠点だと言える。
さらにその先へ
似た人たちが集まる。それはわかった。
状況は常に変化する。それに合わせて自分も変化しなければならない。それは前に進むための変化であり、進化である。
自分と似たものをもった人たちが集まる。この共通項に気付いたなら、次は自分と似ていない人と集まるように心がける。
職業も、年齢も、国も、性別も、手の数も、目の数も、違う人たちと交わる。集合する。
こんな視点や思想があったのか。自分の中に、新しいカードが増える。ふところが大きくなる。文字通り、器が大きくなる。
「類似したタイプの生命体は集合する」
どうせ集合するなら、この法則を乗り越えようとする生命体の集団に集まりたい。
廊景谷シイチ