気学と九星気学の違い

 

いろんな本や占い師さんを観察している中で

「気学」を使っている方と「九星気学」を使っている方で「違い」があることに気がつきました。

今後占いに行かれる方、勉強される方に参考になればと思います。

関連記事:家相と風水の違い

 

「気学」と「九星気学」の違い

 

■気学

地相・家相・方位・墓相の観点から吉凶を判断します。

九星だけではなく十干十二支も用いる。

 

■九星気学

主に方位のみで吉凶の判断をします。

十干十二支は使わず九星のみを用いる。

 

九星だけで大丈夫?

 

僕が専門に研究しているのは「気学」です。

正直いろいろデータを集めていると方位と九星のみでは説明がつかない象意ってたくさんありまして、十干十二支と家相や墓相も併用することでようやくスタートに立てるような印象です。

特に性格分析については「九星気学」では九星しか使いませんので

年盤のみだと9通り、月盤も合わせても81通りのタイプ分析しかできません。

これはこれでシンプルですし、ある程度当たってくるのですが、やはり細かく性格や象意を分析したり「ズレ」の原因を見出したりするためには十干十二支も鑑みる必要があります。

 

気学は相術4割・卜術4割・命術2割

 

意外と思われるかもしれませんが気学は相術であり卜術の要素が非常に強いです。

関連記事:命卜相の因果

確かに十干十二支を用いるため四柱推命のような命術の要素もあるのですが、家相・墓相・地相は完全に「相術」です。

方位に関しても「どのような現象が出てくるか」は相術ですし、偶然性から答えを見出す点は卜術と同じです。

ただし推理の方法は非常にロジカルなので、このあたりは命術です。

僕の感覚ですが気学は「相術:卜術:命術=4:4:2」ぐらいのバランスだと思います。

もちろん何を占うかによって比率は変化しますが。

 

九星気学は簡易でシステマチック

 

その点、九星気学はもっとシンプルでシステマチックです。

これも鑑定する人によりますけれど

一番簡単な見方としては年盤のみで鑑定しますから運気の良し悪しは「9パターン」で

十二支を使わないので歳破や月破は無視できますから、より簡易的です。

 

その方位が良いか悪いかという判断がパッとできてしまうのも入門者にとっては嬉しいところです。

気学は「相術」も含むので術者の感覚や勘のようなものが必要とされます。

柔軟性や深度には欠けますがおおざっぱに具体的運気上昇案を出せるのは魅力的です。

 

終わらない「45度説・30/60度説」の議論

 

九星気学で占われている方で12方位(30/60度説)を使われている方がときどきいらっしゃいますが

十二支を無視しているはずなのになぜその方角の取り方をされるのか質問してみたいです。

何か理由があるのでしょうか?

九星のみなら「八方位」を用いる方が妥当な気がします。

 

実はこの「45度説・30/60度説」は「7.5度問題」などと呼ばれたりしながら、未だに研究者の間で結論が出ない議題です。

十二方位を使うか、八方位を使うかによってどの方位に自分は移動するのかが変わってきます。

これによって起きてくる象意や結果が変わるので、非常に重要なポイントです。象意から逆算することもありますが、判断が曖昧になります。だからこそ研究する価値があるんですけどね。

残念ながらこの悩みにぶち当たっていない占い師さんは、おそらくそこまで真剣に研究していない証拠なのでお気をつけください。

正直、磁北を使うかとか北斗七星の位置から北を割り出すかとか考え方が術者によって異なるファクターがたくさんありすぎるので何とも言えませんけど…

それぞれ根拠があったりするので、それを聞いていくのも非常に面白いです。

関連記事:「自分と異なる考え」も理由を深掘りするとだいたいは受け入れることができる。

関連記事: 占いはやればやるほど当たる?~占いの雪だるま式技術向上と流派創出についての考察~

 

掘り下げていくと「理由は分からないけれどそうなる」というポイントに到達することがあって、それがまた何かの拍子に答えがポンと出てくる瞬間が好きなんですよね。

基本、研究ってドMがやる仕事だと思います。

 

究理占術研究家 にしけい

 - 占い師の話, 気学(方位・家相・墓相)

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